2004-01-01から1年間の記事一覧

問いかけ/散文

常に問い掛けられる。 キミのソンザイスルカチは? 答えは無い。 常に問い掛けている。 僕に何ができる? コタエは無い。 何時も問いかけて止めてしまう。 僕は僕自身を…。 問いかけてその先の無いまま。 存在しないセカイからの問い掛け。 存在しないセカイへ…

途絶/散文

僕は世界から離れてしまったようだ。 あの青い空も、白い雲も、町も人も道路も、 時間も。 すべて僕から切り離されてしまったように見える。 何もかもが遠く、手の届かないところにあって、 僕を、嗚、僕を、 嘲笑っているように見える。 この体も、遠い。 …

軋み/散文

最近よく心が軋む。 軋みは、葛藤とは違う。 葛藤はふたつの思いが絡み合い、混乱している。 軋みはふたつの思いが擦れ合い、反発している。 しかし、頭はそれを在ってはならない程の冷静さで、 ただ眺めて、吟味しているだけなのだ。 心の回転と相克と軋轢…

柔らかい死/散文

体が爪先からぽそぽそと崩れてゆく空想。 柔らかい綿のようになって体からはがれていく肉。 少しずつ短くなってゆく指先に恐怖を、 その柔らかな変形に安らぎを、 覚える。 やがてその「柔らかな死」は肘を捉え、胸に達し、 心臓をそっとこの胸から取り去っ…

デジャビュ・プレイバック040510

緑地計画の講義中。 スライドに見覚えがあった。 授業中ずっと「いつ見たスライドだったかな・・・?」と、気になっていたところデジャビュが起きたので納得。

夢日記アーカイブ040409

クルーザーに乗って釣りを楽しんでいる。 よくもまあこんなのが…というような、異形の魚が山ほど釣れる。 それにひとつひとつホストのおっさんが薀蓄を傾ける。 「こいつはツノカミウオといって…」 青い海と奇妙な魚と、俺たちはすっかりクルージングを満喫…

夢日記アーカイブ040408

「君は…いつも何時ごろ来てる?」 「普通…に10時頃ですけど。っていうか、10時、5時基本って研究室の決まりなんで。」 「そうかぁ…」 …なんて事が昨日あったな…などと思いつつ、俺は目覚めた。 いまいち状況が掴めないが、今が、8時なのを確かめた。 窓の外…

夢日記アーカイブ

高校の3‐3の友人達と貸し切りバスで遊びに出ている。 海へ着いた。 バスから降りる。漆黒の夜を衝いて、朝日がかすれた雲を鮮やかに照らす。丁度、風が揺らいで雲が踊り、幻想的な動きを見せてくれた。眼前の黒々と聳える奇岩と、鮮やかな山吹色の雲との対照…

夢日記アーカイブ040322

けっこうアウト。

夢見心地/散文

心地よい夢を見る 甘く優しい夢 暖かさと切なさと 寂しさと安らぎと 恐ろしい夢を見る 怖く冷たい夢 死と戦いと 血と痛みと 夢の中でも 悩み苦しみ嘆き 喜び笑い歌う 人と出会い 人と別れ 疑い信じ 教え教わる それはもう一つの世界 しかし責任を問わぬ夢 夢…

夢日記アーカイブ040228

研究室で旅行を計画中。 ○○さんは「東佐賀牛」なるものを食べてみたいらしい。 長崎旅行なので帰りに食べる事を提案する。 当日、大学に着いて気付く。 財布にお金が無い。 急いで銀行におろしに行く。 急いで大学まで戻る途中携帯が鳴る。 迎えに来てくれる…

しじんのうた、だれかにあてたてがみ、だれもにあてたてがみ、へんじをきたいしてしないふりをするてがみ、さまよって、さまよって、かえってこない、こと。こくうにすいこまれるうたのごとし/散文

もし、詩人が死んだとしてだ。後には何が残るだろうかな…。 僕には、少なくともだよ、僕には何も残らない気がするんだ…。 どんな事を考えて、どんな事をして、どんなどんなものだったって、 それが虚しい事の様にしか思えないんだ。 自分に自信が無いのだろ…

夢日記アーカイブ040224

研究室。もう18時。外は猛吹雪。先輩と電車で帰る。でも電車止まってるかも。 「今日来なきゃよかったですよね。」

夢日記アーカイブ040223

5時になって、研究室の晩飯の材料を買いに電車に乗るのだが、ホームが混雑して駅からなかなか出られない。仕事帰りの炭鉱労働者から工場の技師、泥臭いながらも活気に溢れている。 やっとの思いで混雑から抜けるも、I先輩たちとはぐれてしまう。階段まで遠く…

酒と僕

酒が苦手だ。 誤解を避ける為に言うが、僕は酒に弱いわけではない。 では何故酒が苦手なのか。 酒を飲んでいる時は楽しい。 気分にも拠るが機嫌の良い時は、気持ちよく酔える。 しかし、それ以外が良くない。 機嫌の悪い時、というか虚無的な気分の時だ。 更…

透明な微笑み/詩歌

底の知れない君は 透き通るように笑う 腹の底から 心が透けるほどに

虚無/散文

唯、虚し。 040114