2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

松本清張『砂の器』新潮文庫/読書感想

おもしろかった。 博学を活かした奇抜なトリック、と評するべきなんだろう。同時代人ではないからそう感じることはできなかったけれど。 黒部のダムは計画段階であったり、高周波成形が新技術であったり。 列車、自動車、オート三輪、タクシー、交通システム…

花火見物へ/夢日記

DATE=080730.wed 友人たちと花火が良く見える場所まで歩いて向かっている。 5階建て以上のマンションが立ち並び、屋上から見物している人も多い。 橋が架かっている。 歩道から逸れて点検用の足場を歩く。 金網がどこか破れていて、川に落ちるかもしれない。…

ヴぁーか/daily

基本的にこのブログ・・・というか、僕自身の言動の中には 「知識はあるんだけどぜんぜん役に立たない無害な人間」 と見てもらいたいという欲求が底流にある。 それは、 「出る杭は打たれる」 という認識があるからであり、 「男女問わず同世代の人間がなん…

蜘蛛寄せ/夢日記

DATE=080729.tue 改札機を鞍馬に見立てていかに美しく改札を飛び越えるかという競技について話していて、実演したら駅員に怒られた。 列車に乗っていたら地震が発生し、緊急停車した。 列車は次の一本以降運休になるそうで、自宅の所在地別に分乗することに…

横山秀夫『第三の時効』集英社文庫/読書感想

これまた素晴らしい警察小説。 こちらはひとつの警察署を舞台に、捜査一課一係の一~三班の面々が主役の短編集です。 『半落ち』は警察小説で人情ものをやっているイメージですが、この『第三の時効』はまさに警察小説の鑑。 『震度〇』はこの『第三の時効』…

自己分析/自己言及

以下、チラシの裏に書くようなつまんない話。 自己分析とは、他人が見たところでまったく面白くはない。 しかし、自己分析を自分ひとりで抱え込むことの不健康さよりは、公開したほうが心理的負担は小さい。 つまり、そういう自家中毒回避の意味合いが、自分…

横山秀夫『震度0』集英社文庫/読書感想

これは巧い警察小説。 阪神大震災の当日、N県警本部長は悪夢の途中で目を覚ます。 それは、遠く近畿で起きた地震の余波・震度1を感じた目覚めだったのだが、気象庁の速報値ではぽっかりと阪神地帯には震度表示のない「震度ゼロ」がぽっかりと広がっていた…

はるかなり健康体/daily

右手の人差し指、中指、薬指の第三間接が謎の虫刺されによって異常にかゆくなり、夜中に2度も目が覚めました。 最近、毎晩こんな感じで安眠が阻害されています。 なんとかしてほしい。 一方で、2週間の歯医者通いも今日で終了です。 もともと奥歯の親知らず…

卑怯な人間/侏儒雑観

24日夕刊の日経の波音で、通り魔が女子供や老人と弱いものばかり狙うのは、卑怯卑劣だと書いていた。・・・と思う。(追記:「卑怯」ではなく「卑劣」でした。訂正します。臆病ではなくて劣っているほうでした) こういう言はよく見るけれども、見るたびに首…

ごっちゃに/夢日記

DATE=080725.fri 山間の地で新年のお祭りが開かれている。 集落総出で山に登るというもので、通りすがりの僕ら家族も一緒に登ってみる。 山頂に上がってみるとそこには小さな鉄道駅があった。神社はその隣に立っている。 この駅ができて以来、祭りの意味は少…

オリ戦カード負越/Hawks

映像では2試合程度しか見ていないけど、高谷のリードはかなり大胆な印象。 ストライクゾーンに構える事が比較的に多く、結果として早く打者を追い込めている。 また、そういう配球なので打たせて獲るタイプの投手であるガトームソンや甲藤と組んで結果を残…

屋敷/夢日記

DATE=080722.tue 熊本と鹿児島の県境にある父方の本家に来ている(※現実と異なります)。祖父母に父母、そして弟を交えた談判が行われていて、オレと妹は直接関係していないということで敷地外に追い出されている。 車の中で帰りのことを考える。 「今7時だ…

あつい/カオス

ぽ~にょ ぽ~にょぽにょ 魚の子~♪ わたーしの おうーちはスイーツァラントよ~♪ ぽ~にょ ぽ~にょぽにょ ふくらんだ~♪ まんまるおなかの 女の子↓♪ やーっほー ほーとらんらんらん やっほー ほーとらんらんらん やっほー ほーとらんらんらん やっほー ほ…

松岡圭祐『千里眼 完全版』角川文庫/読書感想

1999年出版の同名作品を全面的に改稿した作品。恐らく、旧作とは完全に別物。9.11など時代背景の変化を踏まえているということだが、改稿前なら先見性がどうのという評価もありうるのに原型がまったく想像できないくらい変化を感じさせる内容となっている。 …

濡れ鼠/daily

まったく、今日は厄日だ。 まずは自転車で移動中にひどい夕立に出会った。10分間も見通しが良く逃げ場のない田園地帯を走り、下着までずぶ濡れになってしまった。 幸い、汗を拭くためにタオルを携帯していたので滴らない程度には搾り取れたが、それだけでは…

おお、3ゲーム/Hawks

高谷が打ってる! びっくりだな。昇格直後はぜんぜん当たる気配すらなかったのに、ハム戦あたりからスイングがちゃんと狙いを絞れているような意図が感じられるものになっている。 3日見ざればだな。すごい。 それからカード1戦目では2盗塁を許していたのだ…

綿矢りさ『インストール』河出文庫/読書感想

読むのが7年遅いか。 当時年頃の娘さんだった17歳の綿矢さんももう24くらいか。現代っ子的に年頃の娘さんだな。 時が経つのは早い。 確かにこの作品、文章がこなれていて素晴らしい。ホント遜色ない。 着想も良い。描写も良い。 読んで損はない。 しかし、物…

恩田陸『図書室の海』新潮文庫/読書感想

短編集である。 『六番目の小夜子』および『夜のピクニック』に関連する短編を含むということだったので、このタイミングで読んだのだが、どうもこれらの他の作品への予告編(!?)やらを含んでいるそうである。 解説にその点に関して素晴らしいフォローが…

生源寺眞一『農業再生』岩波書店/読書感想

東大に所属する農業経済学の専門家の手による著。 全体的には、農業政策のマクロ経済学的な視点からの説明が多く、実際登場する農家も新規就農して新しいことにチャレンジしている事例が多かった。 何故、農地が減ったのかなど、現場視点でのミクロな視点が…

一人芝居/daily

あぁ、これは恋だな。 それが叶うことは非現実に近いと思っていても、想わずにはいられないとか、そんな胸苦しさ。 見ているだけで心が安らぐ。 けど、近づこうとすると自分があまりに貧相なことに気がついて、情けなくてよろめいて遠ざかる。 だから見てい…

7/12ハム戦/Hawks

あいやー。松田は7番に降格ですか……。 昨日打てなかったからって即降格ってのはちょっと厳しいというか、 昨日打てたからって小久保が即4番復帰ってのもちょっと……。 5番大村が正直、嫌ってのもありますし……。 結果が出ている打線をいじって結果が出なかった…

恩田陸『六番目のサヨコ』新潮文庫/読書感想

恩田陸氏のデビュー作。 三年に一度、生徒の誰かがサヨコとなって、文化祭で劇を行う。 サヨコである秘密を守り通し、文化祭が成功すればその学年の受験は良い結果になるという。 そんな伝説がある進学校を舞台にしたお話。 恩田陸氏は学生を描くのが抜群に…

柴原…無茶しやがって…/Hawks

7月5日に危惧していた通り柴原が登録抹消されました。 まあ、あの時点で抹消していたら連敗を8で止めるホームランも出なかったわけなのですが、決定的だったのは8日西武戦での内野ゴロ併殺崩れの間に打点1を記録したあの打席だろうなぁ。 ホームランになるく…

ファン投票・選手間投票結果発表/NPB

選手間投票の結果を予想したいとか言っていたのに、ホークスが大型連敗して動揺しているうちに機会を逃してしまった。これは苦笑せざるを得ない。 ⇒マツダオールスターゲーム2008「ファン投票結果」 ⇒マツダオールスターゲーム2008「選手間投票結果」 情報を…

ウェブカメラ/夢日記

DATE=080708.tue またあのスーパーマーケットに来ている。 お菓子を買った。 帰ろうと出口へ向かう途中、店内のAV機器コーナーの前に黒山の人だかりができているのを見つけた。 目を惹かれてどうにか何が注目されているのか見えないかとつまさきだちで横を通…

栄養ドリンク/daily

こないだ気が付いたんですよ。 栄養ドリンクが苦手な理由。 なんだか直感的に「イヤな飲み物だな」とか思ってた。 かえって調子が悪くなりそうな飲み物という思い込み。 あれ、色が胃液に似ているからだ。 あのわずかに緑色がかった透き通った黄色。 酸味だ…

連敗ストップ/Hawks

ようやく止まった。 野球始まるとなんも手に付かんわ。 山崎は和田と合わなくなってるね。 和田は投げにくそうだった。 ピンチになると内角をうまくつかえなくなってる。 外角、外角で外角打たれて、次は内角、内角で打たれてる。 ちょっと混乱してるな。 連…

続・連敗/Hawks

7連敗、と。 懸念だった長谷川の守備のまずさがでました。 3塁打2本に絡み、さらにランニングホームランを生む交錯。 ベニーの3塁打一本目はスポーツニュースで映像で確認。二死から、右中間で長谷川が深追いしたので、柴原がセンター優先の原則を守ってしゃ…

長期連敗/Hawks

6連敗か。 まずチームの雰囲気が悪いわな。 王監督自身が弱気だし。 選手起用にも弱気が感じられるんだよな。 7月2日のホールトンのピンチの場面での交代は早過ぎた。先発ローテを守っていく上でピンチの場面でどういったピッチングを見せられるかはすごく重…

農村の安定性と都市の柔軟性に関するメモ/種々雑感

以下、メモ。 戦後、戦地から帰還した兵士によって爆発的なベビーブームがあった。 当たり前ながら、農村が必要とする労働力は農地の広さと農業にかかる手間に依存する。 化学肥料や殺虫剤、耕作機械の導入により、農村が必要とする労働力は減少した。 結果…