2010-01-01から1年間の記事一覧

大暮維人『天上天下』UJ/漫画感想

この度完結し、最終巻が発売されたわけですが……「迷作」と言わざるを得ないな。本当に……。 主人公とは何か、構成とは何かを深く考えさせられる。 超常の力を持つ登場人物達。彼らは何故この学園に集い、そして闘うのか。 その闘いは、近くは2年前に、より遡…

川端康成『伊豆の踊り子・温泉宿・他四篇』岩波文庫/読書感想

Twitterでも書いたけど、ブックオフで買ったので書き込みがたくさん……。 ただ、えらくご年配の先生だったらしく、「影像(ビデオ)」って書いてあって驚いた。 この表記を見るのは久しぶり。 しかし、他者の視点を見るというのも久しぶりだったが、いいもの…

塩野七生『ローマ人の物語ーキリストの勝利』新潮文庫/読書感想

ローマの終焉が近づいてきて、目に見えて塩野さんのテンションが下がってきている『ローマ人の物語』。 まずサブタイトルが気になります。 「キリストの勝利」 ……キリストが勝ったわけではなく、後世の「キリスト教」が勝ったんだと思うんだけど……。 ユリア…

海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』宝島社文庫/読書感想

読んでからけっこう時間が開いちゃったなぁ。 正直、『ナイチンゲールの沈黙』がイマイチだったこともあって、無理矢理ミステリだったらどうしようかと思っていたところでした。(参考:『ナイチンゲールの沈黙』感想) しかし、『ジェネラル』は違いました…

Xmas……受け取って!私の初めて…… /// /daily

そう……ここに寝そべればいいのね……え?脱がなくてもいいの? ……その……ちょっと緊張してるかも……優しくしてね……。 ……ゴクリ。(水分を摂るために採血前もたくさん飲み物をもらえました) ああ、そんな……さっき試した時よりもずっと太い……。(比重チェックの針…

あかつきがんばれー/daily

えー、 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 『鋼の錬金術師』 『ユンボル』 『ローマ人の物語ーキリストの勝利』 などについての感想がぼちぼちたまってるなぁ、という感じなのですが、 いかんせん、ニコニコ見てたりだらだらしてると、イマイチ集中できないの…

12/4・5に初東京行ってきました/daily

東京ではお世話になりました~。ありがとう。 いいお二人さんでした。お招きいただきありがとうございました。 基本的に大学のサークル仲間さんが多かったみたいだけど、あんなに新婦が大人気なのは初めて見たよ(汗 旦那さんも要所で司会にツッコミ入れたり…

チャレンジするめ/日記

こんにちは、最近、アニメのキャラに嫁というよりも娘かなーと思ってきつつあります。 「するめいか」を見ていたら絵心がついた気がしたので描いて見ました。 「するめいか」って「いかむすめ」のアナグラムっぽいよね。「すむめいか」……。ごめんなさい。 す…

#sbh2010~ホークスの2010シーズンを振り返る~/Hawks

こんにちは。 日本シリーズ始まりましたね。 パ・リーグファンとして、ロッテを応援しています。 ロッテ、短期決戦強いよね。思い切りがいいのもあるけど、個々が仕事をしてるよね。 この辺の、個々のできることをしっかり認識させ、場面場面で必要な戦術を…

パーダ『魔道』WEB漫画/漫画感想

「魔道」っていうWeb漫画が面白くて、昨日一気読みした。 アイディアの感じと、全体の雰囲気で作者なんとなく年近いだろうな~と思ってたら1個しか違わんかったw 魔力を使える者が稀に生まれてくる世界。 多くの魔法使いの中でも特に大きな魔力を使い、魔物…

アニメなど感想(おれはや)/鑑賞感想

それから※、最近観たアニメの感想。(※書き始めたときは『虐殺器官』を読んだ直後だった。これはひどい。ホントは秋アニメのオススメをしようと思ってたんだけどなぁ……←ブログの閲覧数を無視した発言) ぶっちゃけよう。アニメはニコニコでしか見てない、と…

最近の小説2つ/読書感想

『虐殺器官』と前後するけど、最近読んだ本の感想。 ■梨木香歩『西の魔女が死んだ』(9月の中頃くらいに読了) 正直、良さがわからんかった。 イニシエーション的……通過儀礼的なもんなんだろうか?女性の。 人間社会の強圧さとの衝突から、自然派の生活を通…

伊藤計劃『虐殺器官』ハヤカワ文庫JA/読書感想

天才という言葉では足りないので、詳しく書こうか。 というか、生命そのものが努力となっていた状況で鍛え上げられた自我と、それを投射すべき世界への繊細な理解は、ぎりぎりまで磨ぎ上げられた結晶と言えるだろう。 戦争状態にありながら、主人公は繊細に…

予告/ブログ管理

ここは、床屋の墓穴か、あるいは、夢想家の洞穴になります。 侏儒雑観、読書感想などは、別立てにしようと思います。 また、それに伴う過去記事の転写(not 移転)の作業を行います。 つまり、カーボンコピーが別サイトに生成されます。 ある程度、独立して…

優勝!/Hawks

やった! Twitterでアイコンを赤く染め上げたりして、応援した甲斐があった! 伝説級の奇跡が起きたぜ! 3.5ゲーム差から最後の直接対決3連戦を3タテして望みを繋ぎ、 そのまま優勝……これは、すごいことですよ! 今年はやはり杉内、和田の同級生左腕コンビ…

WEBサッカーやってます/daily

「Websoccer」にはガチではまりましたが、ケータイで復活した「WEBサッカー」にはまっております。 サッカーシミュレーションゲームですね。 「Websoccer」の系譜では、無料だった「Websoccer」の有料版「Webサカ」なんてものもありましたが、ケチな僕が有料…

古い商家/夢日記

*2010.09.07/sun*夢日記 木製の戸がしっかりと閉じられ、そのガラス窓の向こうは薄汚れたカーテンがかけられており、中身はうかがえない。 一歩、退いて見上げる。錆びたアルミパイプのフレームに残った覆い布はほとんど破れ落ちている。もはや屋号は読み…

PC復旧です

Ubuntuで。 FireGestureどこー?

光輝の井戸/シテキ

井戸の底を見るように 円いまるい月 漆黒の深遠に湛えられた真円 そこから降り注ぐ月光の瀞冽さたるや 底から汲み上げた井戸水の如し 冷たく静かに観るものを潤す 井戸の暗黒の向こうには確かな光脈があるのだ その天上なの光を 渇く真夏を潤す地下水と同じく…

小野不由美『屍鬼』新潮文庫/読書感想

これはすごい作品。 オマージュの対象、スティーブン・キングの『呪われた町』は読んだことはないんですが、 パニックホラーとしてあまりにも精緻に日本的アレンジが施されている。 素晴らしい。 うーん、序盤が長いのが、なかなか気の短い読者にはつらいと…

スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』/映画感想

見始めたので、Twitterで個人実況しようかと思ったらメンテ入りしちゃった。 てわけで、まずは実況から。 =*==*==*==*==*==*= 正直、原作知ってても思ってしまった「いつまでサルのシーンなんだよ!?」と思っていた矢先のモノリス登場から、モノリスを仰い…

鷹の祭典!/Hawks

行ってるわけないですけど! うーん、2位か。怪我人が続出してる状況ではこれ以上を望むのは欲を掻き過ぎだろうけど、でも、元々これくらいはできるはずなんだ。 それにしても、山崎の離脱は痛い。 田上の打撃面での復調でかなり補えてきているけど、田上は…

龍馬伝おもしろい!/ドラマ感想

龍馬伝おもしろいなー! 第2部の最終話も良かったし、第3部のスタートもすごい良かった。 竜馬が土佐に潜入して「自分が犯人だ」と名乗り出た時は、「おいおい、確かに坂本竜馬犯人説はあったそうだけど、それは大丈夫かよ?」と思ったけど、終わってみれ…

W杯(ゆっくりしすぎた)/Football

えー、W杯おわりました。 スペインの優勝でしたね。 オランダ結構好きなんですけど(判官贔屓で)、でも、あの決勝のラフプレーはいただけないなぁ。 スペインもかなり好きだっただけに、オランダの応援やめっかなという感じ。 感じ悪かったっす。 割とテレ…

西尾維新「戯言シリーズ」講談社文庫/読書感想

読了しました。昨日。 そういうわけで、三連休ですし、久々にブログを更新しましょうということで、まずはこいつです。 未読者への注意から。 まず、ミステリじゃないですね。 ミステリじゃないと断言しておきましょう。 でなければ、メフィスト賞ということ…

見解が安定しない

やっぱり言ったり書いたりしていることが安定していない気がする。 それは変化しうる可能性なのかも知れない、とポジティブに評価することもできるけど、基本的には迷いの範疇だろう。 でも、まだ迷っていたい。 それって子どもなんだけど。 ああ、おっさん…

仕事できないのうんぬんについて

「仕事できない人って・・・ 」? http://anond.hatelabo.jp/20100702010352これはなんか、残酷な切り捨て方だけど、精神的にヤバイ状態の可能性もあるので、その担当だった人個人の問題を解決する必要があるんじゃないのか?ということブコメに書いた。 この増…

自動バックアップは?

自動バックアップって仕様変更でデフォがオフになったんだ?30分くらいで書いたのが消えた?(´;ω;`)

違った。

普通に公開できてた。よかった。 トラバの画面でタイトル変えないと、って思って戻ったら消えてて凹んだが、トラバ画面への遷移の時点で記事自体は上がってたのか。 そうか。 ……自動バックアップとか誰も損しないからデフォでオンでいいんじゃ……?

森博嗣『λに歯がない』講談社文庫/読書感想

建築物の研究所に作られた密室に、歯を抜かれた4つの死体。 死因は銃殺。 万全のセキュリティで入退室の記録は完璧。 しかし、殺された4人が入り、犯人が出て行った記録はなし。 Gシリーズも5作目、ってことで過去のパターンからすれば折り返しになるのかな…