2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』ハヤカワSF/読書感想

面白かった! ある日突然空に現れたそれは、宇宙開発を競い合う東西両国の科学者の努力を水泡に帰した。 その巨大宇宙船から指示を出すオーバーロード<上帝>とは一体どんな生物なのか? そしてその目的は? と、こういう作品です。 なんつーか、もはやこう…

頭蓋骨/夢日記

*夢日記*081226.fri 久しぶりに研究室に顔を出したら4年生しかいなかった。 ちょっと奇妙な顔をされた。 しばらく研究室に居て、あごが出ているのを気にして触っていた。すると、頭骨の前面部分が上にずれ始めて、ひたいとつむじの真ん中くらいが盛り上が…

温泉と美味いもんとスキー/daily

昨日は、来年度の管理者から外れちゃったし残念だけど切り替えようね的な感じで温泉宿での忘年会という一大イベントがありました。 場所は『千石の湯』。 一泊三食付きで、三食目の翌昼食がバイキング形式だというのになんとお値段8500円。 すごい。 晩の宴…

グライダー/夢日記

*夢日記*081221.sun 白いグライダーでゆったりと風に乗っている。 しばらく飛んでいると高度は少しずつ落ちていって、田植えを終えて2週間ほどしか経っていないであろう田んぼの端に静かに着地した。 降りて見るとグライダーは白い鳥のような形状をしてい…

瀬名秀明『デカルトの密室』新潮文庫/読書感想

すっげぇ面白かった! 半分くらいしか分かっていないと思うけど、その半分しか分からないというのが面白い! ジャンルはSFでしょう。「密室」という表題に騙されたミステリファンにはごめんなさいと謝るしかない。謝るしかないけど、ミステリファンの結構…

フレーム問題/daily

今、瀬名秀明氏の『デカルトの密室』を読んでいてフレーム問題というものに出くわした。 思考する際に環境条件をどこまでも考慮に入れていたら、情報が大きすぎてパニックを起こしてしまう。だから、どこかでその考慮する範囲を限らなければならないが、その…

漫画館/夢日記

*夢日記*081218.thr 今日も漫画館に来ている。 いつもどおり奥の書斎では漫画の神様が原稿を描いていて、 子供たちは好みの漫画を本棚から探している。 僕はまっすぐに廊下を通り抜けて庭に出る。 北側にある庭だが、建物の屋根の傾斜と築山の傾斜を計算し…

懐古主義/夢日記

*夢日記*0812.17.wed 朝から掃除をしている。 抽斗から懐かしいファイルが出てきた。 昔書いていた漫画だ。 背景までしっかり書かれていて、昔はこんなに書き込む持続力があったのにな、と嘆息する。 =*==*==*==*==*==*==*==*==*= 夢の中は何でもできてい…

三崎亜記『となり町戦争』集英社文庫/読書感想

となり町との戦争は主人公にとって突然に始まり、そして緩慢に終結を迎える。 主人公は本当にこれで戦争によって失うことを知ったろうか? 文庫化に際して加えられた別章の方が、本編よりも短くてもずっとしっかりとこの作品のテーマを伝えている。 ひとつは…

哲学する絵画/夢日記

*夢日記*081216.tue 研究室の連中とパーティションを動かしたりして会場設営をしている。 研究室からいろいろと準備をしたものをもちこんで、忙しい。 気がついたらパーティは始まっていた。 つまり、セッションは終了している。 ほの暗い中で、灯火のオレ…

夏目漱石『明暗』新潮文庫/読書感想

実に2週間分くらいの通勤時間が費やされました。 漱石最後の未完の大作。 解説にもありましたけれど、ドストエフスキヰの影響を感じずにはいられないですね。 僕は、『こころ』と『三四郎』でさっぱり感情移入できずに挫折した思い出があるのですが、これが…

舞城王太郎『阿修羅ガール』新潮社/読書感想

出だしはすごく良いんだけど……。 うーん……。 これは確かに読者を選ぶ。っていうか、読者が読むか読まないか選べ。 俺にはよくわからん。 2003年の作品ということで、まあ、凶悪事件が増えてきた後の少年少女の姿を描いている。 あと、ネットの存在が大きな背…

少年魔道士/夢日記

*夢日記*081215.mon (紆余曲折があったはずだが忘れてしまった) 予知通りに窓を破った石つぶてに続いて小柄なフード姿の人物が部屋に飛び込んできた。 それはともすれば小学校でも中級生程度の大きさで、俺はしっかりと予測された着地点で待ち伏せしてそ…

さらっと書き出し/daily

夢日記を書こうと思ったのだがまた忘れてしまった。 ので、どうでもいいことを適当に書くことにする。 なんで忘れたかなぁ。 来年の予算規模が90兆いきそうとか。 直感的には、時代が違うから環境が違って、景気対策に政府主導ってしなくてもいいような気が…

漠然と、漫画/漫画の話

最近の漫画の話をしようか。 まずは『バクマン』に触れざるを得まい。 この作品は明らかに「ジャンプ漫画」そのものをテーマにしている。 ジャンプ特有のアンケートシステムや若手作家の抱え込みの話が取り上げられており、漫画を好んで読んでいるものが噂で…

退屈/daily

つまらん。 おもしろくない。 自分に言い放ってる。 最近のこのブログも、オレ自身もまったく退屈だ。 何故かって、俺が面白がってない。 何かにせよ取り組む姿勢と言うのは前向きだが、その何かが無い。 せいぜい、骨格を矯正している話くらいだ。 最近、夜…

カオスノート/daily

イライラしている時は落書きをするに限る。 人間を描く時は輪郭線でおおよそのポーズを決めて、肉付けして、最後に服を着せるわけだけど、イライラしている時というのはだいたいそうやって絵を完成させる集中力に欠けるのでたいてい裸に目鼻に髪の毛が付いた…

ロケット発射は晴天の日に/daily

昔は「軌道に乗る」と言えば鉄道のことだったのだろうと思う。 その前ならば「波に乗る」で船のことだった。 今なら「衛星軌道に乗る」というほうが近代的でしっくりくるかもしれない。 怪気炎だって盛大にロケット燃料を燃やしながら吐き出す、 空を真っ二…

乗り物の話/daily

車が好きな人の中に、自分の体の延長として車という道具を自在に動かせる一体感が好きな人がいまる。車と一体となり、素の体では実現し得ない移動速度を体感する。そういう快感が好きな人です。 僕はこれと似たような感じで、自分の精神の延長として肉体とい…

27歳~♪/birthday

僕、誕生日ィィィィィィィイ! ということで、27歳の誕生日です。 今年は、昨日のうちに買い物とか散髪を済ませておいたので、家でゆっくりしています。 やっぱり一人が落ち着く。 ぺたーっとしてます。ストーブつけて無いから寒いけど。灯油がないからなの…

打ち切り/夢日記

*夢日記*081206.sat (全編、漫画です。) 「この学校には何かある」 主人公は呟く。 「なぜなら……こんな生き物がいるからだっ!」 そう声を荒げながら主人公は注に浮いている生き物?を指差した。 「いや、そんな漫画みたいな驚き方するなよ。俺はただの…

定額給付金と雇用対策について/種々雑感

思考のリハビリ。 定額給付金は小さな視点と大きな視点での金銭感覚が伴っておらず、それだけで現在の自民政権の不見識を伺わせる。 小さな視点とは、一人当たり1万2000円が家計の起爆剤になりえない、という点である。 貯金する人も多いのではないだろうか…

野上弥生子『海神丸』岩波文庫/読書感想

1時間かからずに読了。 大正期に大時化に遭って漂流し、飢えて同僚を食おうと殺そうとする……というお話。 著者がたまたま目にした関係者のメモを見てフィクションとして書き起こしたほぼ実話。 著者は実際に食人が行われたかを知らずに書いており、実際のと…

金谷治 訳注『論語』岩波文庫/読書感想

読み終わりました。 「儒教的○○」って言われてもよくわからないので、『論語』から入ってみた。 時代は周の支配力が弱まっている春秋時代。孔子は魯の国で大臣を務めていたが、代替わりによって遠ざけられたっぽいことが伺える。ここで政変に応じようとした…

現実に対する自己の定位について/自己言及

僕はみんなとは裏側から世界を見ていると思う。 それは、裏側の世界にいるという意味ではなくて、世界の見方の問題。 あるいは、“ネガ”と“ポジ”で表現するほうがいいかもしれない。 みんなは現像した写真のような見方だけをしている。 僕は現像前の“ネガ”の…

概念の細分化/daily

今は「曖昧な概念の衝突」に興味がある。 ある一個の人物の中では概念は人生記憶に即した単一の形で保存されているのだけれど、 また別個の人物の中では概念は同じようには記録されていないし、そのために二者の概念の運用には相違がある。 ここで二者のコミ…

変わるmixi/daily

mixi年賀状を考えたのは誰だろう……郵政公社の方かな? いいアイディアだよね。 僕は、やんないですけど。 今年も残すところあと1ヶ月。 なんていうか、やり残したことってあんまりピンとこないんですよね。 年始にこれをやろう!って強く思ったことがあった…

月初/daily

夢を見たけど忘れてしまった。 何か小学校の教室でなにか不公平なことが起こったのと、 ディズニーランドみたいなところで段差を乗り越えたりアトラクションを楽しんだような…… 今年も残り1ヶ月か…… なんかあんまし成長してない自分をみつけてへこむ。 なん…