Cocco/音楽

Cocco、好きです。

儚い、というのかなぁ。

歌詞の中身はスレているんだけれど、それがすごく無理をしているように感じて心配になる。

そもそも本人は優しい人っぽいじゃないですか。

ラジオでうちなーぐちで照れくさそうに喋っていたのが印象に残っていいるし、そのトークで都会が苦手みたいなこと話していたし、島でごみ拾いしたり、絵を描いたり、本当はゆったりとした人だと勝手に思っています。

Coccoさんの歌はそういう優しい人が、冷たい現実についていこうとして必死に強がっているような感じがするんです。

だからお姫様は腰振っていたりしちゃうのだと思います。

初めから諦めていないと、傷つきすぎて生きていけない。

期待を捨てるように自らに言い聞かせているような歌詞。

その強がりが儚げで。

そういう日々にすごく疲れ果てて、自分を消してしまいたいと思ってしまうこともあるのでしょう。

それでいて自分を肯定したくて・・・。

必死に生きている感じ。

「Raining」を初めて聴いて、好きになったんですよねぇ。

すごく晴れているのに、心には雨が降っていて、涙も言葉も無くて・・・。

髪を切って、血に塗れた腕で踊っている。崩壊を祝うように。

そんな姿って想像するとすごく切ない。

呼応しない世界と心。ぴったり来ない、居場所が無いという感傷。

すごく親近感がありました。

あの時高校生だったなぁ。自分。

活動を休止して何年たつのかなぁ?

あまり復帰は望んでいなかったです。

前にNEWS23でゴミ拾いが特集された時も優しい顔をしていたし、今みたいにのんびりしているのが一番みたいですから。

でも最近シンガーソンガーで帰って来て、明るい曲を歌っていたみたいなので少し安心しました。

時折元気な姿が見えるだけで十分嬉しいので、CD出さなくていいから幸せに楽しい歌を歌っていて欲しいなぁと思います。