三本立てな/夢日記

■060908.fri■

庭には1台の宇宙船の遊具がある。

遊園地によくあるような、コインを入れて動く遊具。

それが雨ざらしになって掃除されていない。

コックピット部は雨がたまってコケに覆われていた。

僕は少年と共にそれを掃除する。

ホースで水を引いてきて、たわしでごしごし擦って洗う。

そして宇宙船はぴかぴかになった。

少年がそれに乗り込んで、僕はスイッチを入れる。

ごうんごうんと宇宙船は動き出して、少年は地球を離れていく。

すると俄かに日が落ちて暗くなり、星空が見え始めた。

少年が楽しそうに言う。

「なぞのわくせいについたぞー!」

すると庭の外から謎の闇よりも深い黒い色の無数の触手が地を這うようにするするとやってきて、僕は慌てて物干し竿の上に上ってこれを避ける。

「うわあ、タイヘンだ!なぞのうちゅうせいぶつだ!にげろー!」

そして少年はその不吉な星から逃げ出した。

□ □ □ 

なんだか優しいおとぎばなし。

次のは、やや黒いです。

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何かの列車に飛び乗った。

招待状を手にしている。

着いたのは何処かの波止場。

客船が停泊していてそれに乗り込む。

そこには、年齢も性別も地位も異なる様々な人々。

僕は僕だ。

40代後半の太った主婦。

30代の上品そうな女性。

高校生くらいの眼鏡少女。

40代の脂ぎった酔っ払い。

50代の落ち着きのあるロマンスグレーの男性と女性。

20才前後の不安定そうな男。

30代の7:3分けのサラリーマン。

そんな一同にスピーカーから招待者からの声が。

「よく集まっていただいた」

「まずは乾杯を」

一同、乾杯。

「そして、殺し合え」

その一言に驚く一同。

そして最初の被害者が倒れる。

30代の酔っ払いのサラリーマン風の男が口から血を吐いて倒れる。

慌てて駆け寄る僕と50代女性と30代女性。

「とりあえず水を飲ませたりして吐かせないと…」

そして背後で銃声。

「面白い事になったじゃないか!」若い男の声。

銃を乱射する。追い立てられる人々。

瀕死人と二人の女性をバーカウンターに隠れさせ、僕はそいつに声を掛ける。

「おい!こっちだ!」そしてすぐに背を向ける。

「はは!馬鹿め!」男は追ってくる。

そこは3mはあろうかという本棚があり、一見行き止まりだ。しかし、走った勢いのまま僕は本棚の一段を蹴って飛び上がり、本棚の一番上に手をかけて登り切った。

悔しがり、銃を乱射する音。僕は更に挑発する。

「悔しかったら上がって来いよ。壁を蹴って身を翻すんだ。簡単だぞ」

そう言うと、ヤツは近付いてきた。僕は本棚の上が上の階とほぼ同じ高さだったのを利して上の階へと移り、本棚の壁側の隙間に足を入れた。ヤツの接近ををわずかに確認した僕は慢心の力を篭めて本棚を蹴り倒した。本棚がヤツの上に倒れる。

大音響。

倒れた本棚と落ちた本棚の隙間からやつの手が見えた。

ここから飛び降りて本棚を踏めばトドメになるかもしれないと思いついたが、殺すほどの事もないと考えて思いとどまる。

僕はその場を離れる。

2階には船員がいて、「殺し合いをやってるってのに通常営業かよ…」と驚いた。

一人のポーターみたいな船員が声を掛けてきて、「招待客の方ですか?…お客様のお部屋はこちらです」と言って名札で名前を確認し、指である部屋を指した。僕は彼の裏を知ってそうないやらしい陰気な笑みに戦慄した。

指示された部屋に入ってみる。

窓が無い。調度は揃っている。これで鍵をかければ確かに一見安全だが、万が一中に入られた場合は逃げ場をなくすだろう。そう思って僕は部屋を出た。

外を確認するが、船内を動く者の気配は感じられない。静かだ。

他の連中も生き残ったロマンスグレーの男性や眼鏡少女は部屋に逃げ込んだのだろうか?

そして、殺し合いは続いているだろうか?

僕はもう一度部屋に入った。

何か情報が何処かに隠されているかもしれないので、あちこち探る。

そしてテレビをつけた。

□ □ □ 

解説無用の殺し合い?

この後、テレビを見てちょっと場面が変わります。

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テレビでは、音楽情報を流していた。

僕はライブの映像を見て「カラオケ行きたいなぁ」と思った。

そしたらカラオケ好きの先輩が長髪でテレビに出てきて、「バンド作ったぜー!イエー!」とか叫んでいる。

僕がびっくりすると、友人達もその周りで楽しそうに歌っていて、そんで気が付いたら僕はステージ裏の狭い所に詰め込まれてた(謎

それはセットとセットの隙間で、僕は何とかしてそこから這い出した。

すると友人達がいて、歌った後の飲み会に行こうと言う。

僕はそれに着いて行って。飲んで酔って楽しんだ。

店を出て歩いていると、九州大学箱崎地区の敷地に着いて、友人達が研究室を見たいというのでフェンスを越える。

すると不思議な事に構内には賑やかに屋台が立ち並んでいる。

僕は不思議に納得してこう言う。

「今日は深夜の文化祭だったのか」と。

夜中にこっそり開催される真夜中の文化祭でたこ焼き食べたりする。

楽しい。

□ □ □ 

…と楽しい夢で目覚めました。

いいなあ、屋台。