夢日記051212

■12/Dec.Mon

傘も差さずに、雨の中の知らない街を歩いている。

けれど二つの自分に関わる家がこの街にあることは、何となく理解している。

一つではなく二つの家がある。

僕はその二つの家を繋ぐ経路の途中にある。

自分の家に帰る道の上にある。

雲が厚くて薄暗い。

時刻の割りに暗いな、と感じたので時刻の設定は4時から5時ごろと思われる。

そこに向こうから妹が傘を差して歩いてくる。

妹が来た方向には駅があることを知っている。

だから帰宅途中なのだと僕は思った。

妹は、知らない妹だ。つまり妹と認識されるだけで、現実の妹とは似ても似つかない。

年の頃は小学6年生くらいである。

僕は家まで送ろうと言った。それは来た道を戻る事になるが、時勢が時勢で時刻も時刻なので心配だった。

妹は少し困っていたが、取りあえず二人して家路を歩いた。

片側一車線の道に歩道は無い。路側帯をはみ出して歩くが、車の通りは少ないのでそんなに危険でもない。

学校の様子など他愛の無い話をしながら歩く。

妹の住む家まであと少し。

雨が強くなって、妹は薄着の僕の心配を始めた。

半袖のシャツが体に張り付いて、殆ど裸みたいだ。

そんな姿で歩くのもさすがに恥ずかしく感じていたので、少し迷ったがそこで別れる事にした。

妹の歩く道は殆ど残り少ない。これほど近ければ心配も無用かもしれないと思ったからだ。

僕は立ち止まって、妹は手を振ってから歩き始めた。

僕は妹が次の角を曲がるのを待たずに、踵を返して元々歩いていた道を歩き始めた。

>ふむ。少女を狙った悲しい事件が続いている影響ですね。

僕には現実に妹がいるので、その辺とオーバーラップしてもいます。

現実世界から得た情報を反映した夢は結構あります。

とりわけそれが印象的であるほど、夢に現れる可能性は高いです。

最後まで見送ることが無く、別れた所ですぐに目覚めたのは良かったです。

僕の深層心理は性悪なので、この後事件が発生する可能性もありました。

特にあの雨と濃い灰色の雲が陰鬱な感じでしたし、雰囲気としてやばい感じはありました。

どうも最悪のケースを想定するための実験場として、夢が使われる傾向があるもんですからねぇ。

僕もしょっちゅう撃たれたり殴られたり刺されたりしてますもん。