帰路記録
今日は好くない日であった。
一日中、というか半日中、どこか物悲しい気持ちに支配され続けていたのは何故だろう。
それは昼の1時に目覚めた後ろめたさか故か。
それとも風邪の前駆症状たる全身の仄かな倦怠感故か。
いずれにせよ僕は眠りを必要としている。
しかし、帰りの電車の車内に空席は無い。立ったまま眠る技能も、片手にスカジーボードなどという割にデリケートな物を引っ提げていては、その発揮を控えねばなるまい。
予定では、こいつを届けてから帰るつもりだったのだがな。
そもそもこの荷物は、研究室で必要になって買った物なのだ。代金は立て替えのお使い。
バイト先が天神なので、そのついでに。持って行くのは明日で良いという話だった。
しかし、これは割に高い品物なので、僕としては、正しい物を買ったかを早く確認したかった。だからバイトが終わったら、逆方向の大学に一回行くつもりだった。
だがそうできなかった。
バイトは長引いた。
人手が少ない日だったから、ある程度のオーバーは予想していた。しかしそこに、明日発送の案内状作成が入って、通常業務が押されてしまったのだ。
20分ズレては研究室に寄る余裕は無い。そういうわけで大人しく帰路に就いている次第だ。
しかし、案内状作成というのは、切手貼り、宛名貼り(便利な時代だ)など単調な割に正確さを要する作業が多くて疲れる。今日のように低調な日には特に。
今日の夢日記は明日書くこととして、今宵は早めに眠るとしよう。
とは言え、結局二時にはなるのであろうが。
さて、家が見えた。
送信するとしよう。