これは……/凹
なんてことは無い、面白くもなんとも無い話だ。
電話―というより、ヒアリング調査への恐怖感で研究が止まってる。
先達に話を聞きに行かないとどうしようもないのだが、
まず誰に?
どういう切り口で?
そもそも“電話を掛ける”の?アポイントを取るの?取れるの?
そういう思いで苦しみを感じる。
読解力や思考力はずいぶん回復したと思っていたが、対人恐怖はどうやらもう根底に設定されてしまっているようだ。
もう電話のことを考えようとするだけで吐き気がするし、頭が焦げ付く感じがする。
精神疾患。
ひとことふたことくらいの簡単な電話ならまだしも、長時間思考しつつお願いしつつとなるともう駄目だ。
電話を掛けといて喋りながら頭の半分が「早く切りたい!」と必死で思っていたり、
ヒアリングに協力をお願いしながら「めんどくさいですよね?断りたいですよね?ああ、ごめんなさい!」と思ったり、
実際にヒアリングに行って話を聞きながら「早く話を終わりたい!」と必死で思っていたりする。
「何のために電話しているのか?電話している自分は何者なのか?」
そんなことを考えてしまう。
クリスマス直前ヒアリングのときは下痢ったし。
今年は精神力もだいぶ回復したし、2、3年頑張ってきたから克服できただろうと楽観視していたけど、やっぱ無理ぽ。
まじ吐きそう。
なんとなく携帯電話の発信履歴をチェックしてみたら、50件のメモリーで2006年1月13日まで遡れた。
1年間ではおよそ42件しか掛けてなかった。
しかしむしろ「1ヶ月に4件近く電話を掛けているのか、頑張ってるな、俺」って瞬間的に思ってしまったので、僕はもう本格的に駄目だなと考える。
友達は比較的大丈夫とはいえこのレベルなのですじゃ。
俺はそもそも人間嫌いで定義されているし、私は小説以外のことに神経をすり減らすつもりは無いし、わたしは生命維持のためのカウンターに過ぎないために論理思考が欠落しているし、観点転換も無効のようです。