A・C・クラーク『2010年宇宙の旅』ハヤカワSF文庫/小説感想

2001年宇宙の旅』の続編。

ディスカバリー号HAL9000とのランデブーのため、ヘイウッド・フロイド博士はソビエトの宇宙船に乗り込む。

『2001年』が人工知能についての描写と、超現実的エネルギー体への変容の描写が印象深く、せっかくの宇宙旅行なのに宇宙に関しての描写が印象薄だったのに対し、本作では木星を中心にその個性的な衛星たちが織り成す壮大なヴィスタが印象深い作品になっています。

結末もとてもIFとして面白いものになっており、続編が楽しみです。

あとの2作、『2061年』と『3001年』を読んだら、『幼年期の終わり』を入手しないと。

次はアシモフの『ファウンデーションと地球(下)』に戻って、『われはロボット』を購入。

そんで、ハインラインの『夏への扉』『月は無慈悲な夜の女王』あたりを読むべき?