雨の峠/夢日記

■0700705.thr■

飛行機に乗って東北地方へ。

今日は江戸時代からの宿場町の保全について、お呼ばれしている。

当地はあいにくの雨。現地見学会は決行されたが、ひどい降りようで長靴の中にすら雨滴の進入を許す有様だった。

街並みは確かに美しい。

雨によって色を深めた古びた木の焦茶色、瓦屋根の黒。

木と土が発する匂い―古村独特の空気は湿気によって濃密さを増している。

峠道を登っていくと、工事用の足場が組まれた現場に至った。どうやらこの雨で斜面が崩落したらしい。カメラを構えて写真を撮る。