テレビ無し/daily
こないだうっかり小型テレビの室内アンテナをぶっ壊してしまいました。
で、テレビが無い生活なんですが……問題ないね。
スポーツニュースも最近あんまり見てないし、パソコンに向かっている時間がめちゃくちゃ長い。
…いいのやら悪いのやら。
「あるある」の捏造以来、あちこち「あるある」だらけで、ニュースサイトなんか『まだまだあるある 「あるある」捏造!』みたいな記事が、関連記事も含めてたくさん表示されて、“ある”はどんだけこの画面にあるんだろう?とめまいがする。
そう言えば、はてなの界隈では、高木氏のブログエントリ(2007.02.04)をきっかけとして棒グラフとか印象的なプレゼンは、みたいな話が出ている。
僕もこの棒グラフ省略はテレビを真似て無意識的に使ったことがある。
でも、言われて見ると確かに印象操作だよな……
無意識的に自分自身も印象操作しているのかも。
報道って何だろうか?
近頃、「ニュースエンターテイメント」なんて番組がずいぶん増えた気がする。楽しいだけでは駄目なのは知っているけど、楽しいほうが数字は取れる。数字に踊らされているのか?
一昨日の、アルコール依存症で休職中の福岡市職員が飲酒運転で事故を起こしたニュースにも違和感を覚えた。
「アルコール依存症で休職中」の部分がなるべく小さく扱われているように感じた。報道によっては「また、福岡市職員が飲酒運転事故」というだけのものもあった。休職中は不定期に回復状況を確認するだけで、監督責任がそこまで市側にあるとは思えないのに……。
結局、当人は留置所で発作を起こして亡くなってしまった。
視聴者によっては「また、福岡市職員が飲酒運転事故」しか印象に残っていないかもしれない。
これも印象操作か。
報道の本質とはなんだろう?
テレビの位置づけとは?
テレビのストロングポイントは映像情報と音声情報を同時に送れる点だ。しかし、それはウェブでも実現されてしまった。
これからの存在意義は?
番組制作会社としての技量が問われているのではないか?
コンテンツが大事で、コンテンツの製作には優秀な人材が必要だ。
それから、良識。
でも、テレビで良識の無い放送を量産して、結果として良識の無い人間がテレビに集まってきているとしたら、末期かもしれないけれど。
「ごっつええ感じ」とか見て育った世代が僕らなんだよなぁ。