決勝戦/football

高校サッカー選手権の決勝の記事を書き忘れてましたね。

思い出しながら書きます(←予防線)。

面白い決勝戦だったと思います。

盛岡商は前線からのプレスが激しく、作陽は緊張もあったのでしょうがあのプレスに面食らった部分もあっての立ち上がりの動きの悪さだったと思います。

15分くらいから作陽の緊張が取れだしたのか、徐々にパスもつながりだしました。ここから前半は盛岡商の激しいプレスの印象が強いながらもほぼ互角の展開だったように思います。

ハーフタイムを迎えてスコアレス。

後半から作陽はエースFW村井を投入するであろうことと、盛岡商のあれだけの激しいプレスは90分間はもたないだろうことを考え合わせ、僕は作陽の勝利を予感しました。

そしてまさに予想通り、後半開始から投入された村井が素晴らしい反転からのシュートを放ち、ポストに当たったこぼれ球を押し込んだ作陽の先制点を見た瞬間は「やはり作陽!」と思ってしまいました。

ところがどっこい。

ここから盛岡商のサイド攻撃が俄然勢いを見せ始めるんですね。

対する作陽も守りに入らず攻撃の手を緩めない(ように見えたんです。リアルタイムでは)

おお、熱戦!

10分くらい五分の情勢が続いたでしょうか?しかし次第に盛岡商の攻勢は盛んになり、作陽は前線でボールが収まらなくなってくる。

そして、盛岡商がサイド攻撃からペナルティエリアに侵入し、作陽DFたまらずファウル。PKを与えてしまいます。

同点のチャンス。

しかし、これを盛岡商・林が狙いすぎて外してしまう。

痛恨の逸機。

だがここで盛岡商は落胆しない。更に攻めた。

作陽ディフェンスはサイドへの対応が不十分なまま攻められ続ける。

先ほどまでは「守りに入らなかった」と見えていたディフェンス陣は、サイドへの対応ができていなかっただけだったのです。

そして同点ゴール。

決めたのはPKを外した林。

再三再四のサイド攻撃からの低いクロスを、一度は打ちそこないながらも三度目の正直で押し込んだ一撃でした。

スポーツはこういうドラマがあるから面白い。

同点になって更に攻勢を強める盛岡商

作陽は、勝ち越し点を奪いに攻めるのか、それとも守るのか、いずれにせよ何らかのシステム変更を行わねばならない状況の中、ほとんど手らしい手を打てずに防戦一方。

盛岡商の勝ち越し点は時間の問題といった状況でした。

決勝点もサイド攻撃から。

結局、盛岡商の前線での激しいプレスは90分間たゆまず続きました。

冬季に練習場がフルに使えない中、ひたすらに積み重ねられた走り込みが勝因となったのでした。

盛岡商は前線の連中がサイド攻撃とは言いながら中にどんどん切り込んで行くのは見ていて気持ち良かったな。中に高い選手がいない分、マイナスの低いパスの方が確立が高いのは確かだけど、ああいう姿勢は全てのカテゴリで重要だと思う。

選手権の優勝旗も白川の関を越えました。

サッカーの場合は優秀な選手がJユースに流れている事が原因らしいのですが…地方の、遅咲きの選手には必要な場所ではないかな?と門外漢は思ったりしています。

来年も楽しみです。

ところで、国見の小嶺総監督が自民から参院選って……教育者として教育制度改革に物申したいんでしょうけど……安倍自民はやめといたほうが……