夢日記060502

■06.May.02.tue■

鮎の瀬大橋を見に行こうと思い立った。

で、何故か鹿児島に降り立った。

たまたま通りがかったカップルが、鮎瀬大橋を見に行く途中だが、道が分からないので道案内してくれと言って、俺を無理やり車に乗せた。

俺も道は分からないのだが。

そんなこんなで山奥。

何だか寂れた民族資料館がある。

カップルは中に入ろうと言いだし、発言権の無い俺も入る事に。

職員の一人が案内に付いて来てくれると言う。どうやら相当暇らしい。

中を一通り見終わった時、職員はこれから階下で地元劇団による芝居があるからと言った。

それをカップルは面白そうだと言う。この二人、ちょっとズレてるな。

階下に行くと、資料館の外は海岸になっていた。

水中で芝居をし、観客も海で観劇するらしい。

俺は観客席に歩いて行った。文字通り歩いた。海の上を。

踏み出した足が膝まで沈むうちに次の一歩が踏み出せる。

だから海の上を歩けている。

それが変なのはわかるが、何故こうなったのか自分でも理解できない。

隣を泳いでいた少年が不思議そうに俺を見上げている。

「何か、変だよな?足が沈まないんだ」俺は苦笑いしながらそう言った。

少年は目を輝かせる。

「すげー!このにーちゃん海歩いてるよ!」

そう言って周りにこの異常を大声で広めた。

□ □ □

鮎の瀬大橋というのは、非常に優れたデザインのPC斜張橋です。

九州の景観系として押さえておかなくてはいけない土木構造物の一つですね。

しかし、実物を見た事が無いので「行きたい」という気持ちだけに留まって、全く別の所に行ってしまっています。

海を歩く感覚は、

柔らかすぎる布団の上を歩くような…分厚い綿の塊の上を歩く感覚でした。

確かに沈むのだけれど、何とか歩ける。そんな感じ。