嵐の前の月曜日
大型の台風14号が接近中なので今日は早く帰ろうかと考えながら、ブログをまったりカタカタ打っている今。
嵐といえばカトリーナ。
ジャズの町ニューオリンズの惨状は衝撃的でした。
政府対応の遅れも驚きです。
略奪の様子を見るに、いたたまれない気持ちになります。
老朽化した堤防が決壊して水没というのは恐ろしいですね。
州兵もあれだけ水没してしまった地域での活動は想定していなかったのでは?
公共事業が維持管理の時代に入っているアメリカ。
公共事業費の削減は老朽化に繋がり、見た目は使えそうでもいざとなると・・・。
東京にもかなりのゼロメートル地帯がありますから、20年後30年後が心配です。
公共事業費の削減は財政再建の重要な柱の一つですが、それには厳密な取捨選択、ソフト・ハードの使い分けが肝心です。
9.11衆院選で自民党執行部が論点にしようとしている郵政民営化。
郵政民営化もそんな財政再建の柱の一つに過ぎないハズなのに・・・。
時々専門家が指摘していますが、防災行政にも色々な非効率が存在するようで・・・。
例えば下に引用する記事。
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東海地震が予知できないまま発生した場合の救援部隊などの活動計画について、国は03年12月に定めた東海地震応急対策活動要領で事前に策定すると決めながら、1年半以上すぎた現在も策定していないことがわかった。作業は手つかずで、「明日起きてもおかしくない」と対策を呼びかけている国自身が準備を怠っている。
(毎日新聞) - 9月5日3時14分更新
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できるかできないかが疑問視されている予知にばっかりお金を使って、確実に効果が上がる救援部隊の活動計画をほったらかし!
血税の使い道・・・もっと考えて欲しいものです。
こういう非効率を一つ一つ片付ける、そんな地味~な作業が財政再建には必要なのだと僕は考えています。
だから小泉さんが華やか~にじ~っくり郵政民営化を断行しようとしているのを見ると、もう、はらはらします。
だって、伊勢湾の二の舞、カトリーナの二の舞はイヤですから。