夢の中のニート/社会
日本人の勤勉さ「今後続かない」が6割…読売世論調査
[読売新聞 7月27日20時5分更新]
「ニート」と呼ばれる若者の増加が社会問題となっている中、読売新聞社が9、10の両日に実施した「勤労観」に関する全国世論調査(面接方式)で、若者の働く意欲の希薄さが浮き彫りになった。
「何歳くらいまで働きたいか」との質問に、「なるべく早く仕事をやめたい」と答えた人は6%だったが、年代別に見ると、30歳代は10%、20歳代では14%と最多だった。
また、学校に行かず、働かず、仕事を探そうともしない「ニート」の増加で、日本の社会が活力を失いかねないと懸念する人は計91%に達した。ニート増加の原因については、「親が甘やかしているから」55%がトップだった。
こうした若者の勤労意欲の希薄さに対する危機感を反映し、世界的に定評のある日本人の「勤勉さ」が今後続かないとみる人は58%に上った。1984年から始めた同種調査で最高で、しかも今回初めて「勤勉さ」の先行きを心配する悲観派が楽観派を上回った。
ニートの増加に不安を持つ人の59%が、勤勉さの先行きに悲観的だった。
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今日はニュースの話題です。
ニートやフリーターが問題になっています。
しかし、何故彼らが働こうとしないのかについては誰も知ろうとしていません。
「最近の若者は解らん」と言い続けて10年くらい経ちませんか?
その間に若者はニートやフリーターになって行ったのでは?
「親が甘やかしているから」とは、これも10年以上前から言われてませんでしたっけ?
むしろバブル期のほうが・・・。
ものの調査では、甘やかしている理由は「自分が苦労したからつい」みたいなのが多かったように記憶しています。
そんな苦労した親が失われた10年で更に自殺者が3万人代に乗る程の苦労を重ねてきたのを、ニートやフリーター達は見てきたのでは?
そして、トップ連中が問題を先送りにして悪化させたり、その中であっさり末端を切る様を見てきたのも、彼らじゃないですかね?
失われた10年を目の当たりにしてきた彼らに就職することが魅力に感じられますかね?
ほりえもんとかミキティ、そして彼らに続く人々のように自信があれば別です。
でも、彼らのように自分の能力に自信が無い者達がこれまで続けてきた「とりあえずは安逸な生活」に縋り付いたとしても別に変ではないと思います。
彼らの事を10年先を考えない、計画性が無い、問題を先送りしている、と人は言います。
しかし、誰だってそんな先のことは考えてないんですよ。
年金が一刻も早い改革を必要としているのは誰もが知っています。10年先を考えたら今やらなくてはならないのでは?
でも、それをほっぽらかして、少なくとも最優先ではない「長年の夢の」郵政民営化を、解散総選挙で「定職を失う」ことになろうとも、しかもどんなに改悪されても貫き通す気なのは、今の日本のトップもトップの首相さんではないですか。
勢いで書いたので全体の完成度に自信は無いですが、とにかく僕はニート問題をそんな感覚で捉えています。
日本社会全体の問題なんですよ、きっと。
次回は先日読み終えた『半島を出よ』の感想をアップしたいですね。
それでは。