レジスト/夢日記
*2009.9.25.fri*夢日記*
ほとんど山頂に近い場所にヘリから降下した。
この場所に下から近づくことは難しい。
右手は山頂からほとんど高さが変わらない所から切り立った崖が突き出していて、左手は峰がその崖を遠巻きに抱え込むようにして回りこんでいく。その向こう側はやはり崖だ。
山腹もかなりの角度で下っている。
降り積もった雪は白く清らかで、犯されざる処女性を思わせる美景が広がっている。
僕らはその山腹を腹までうずまりながら下っていく。
目的地はそこから100mほど右手に降りた所にある集落跡。
崖下にある小さな平坦部を利用して作られているはずだ。
セメントを固めただけの家屋がひび割れて佇んでいる。
人の気配はない。
大きな建物は流石に岩を重ねてモルタルで固めてあるようだ。
空気が澄んでいるために光線が強い。
雪の白と影の黒にセメントの灰色。
色覚を失ってしまったかのような錯覚。
距離感が怪しくなる。
テロリストたちはここに集って抵抗していた。
しかし、下るための小径路ががけ崩れで閉ざされ、その抵抗は潰えた。
だが、今でもその抵抗の意志がここには残っているように感じられる。
今にも物陰から民兵が飛び出してきそうな悪寒。
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意味はよくわかんない。
いらついてんのかね。
真っ白な清浄な世界の中にある灰色の街で、いなくなったはずの敵を探しておびえる感覚。