3月の目標/monthly

3月になりました。

花粉症がつらい時期ですが、眼科に行ってアレルギー反応を抑制する目薬をもらい始めましたのでこれで乗り切れると思います。

先週は感情のオーバーフローに悩まされ、今週は卒論、修論が大詰めの後輩の指導と先週寝不足だった反動と花粉の飛散による体調不良で自分のやるべきことに集中できていませんでした。

そうやって2月は過ぎ去り、終わってみるとやっぱり感情に振り回されてしまったな、という印象です。

(今年はブログにはあまり出ていませんけどね。)

さて、3月は自分のことで片付けなければならないことがあります。

一つは年金。

学生納付特例制度をずっと利用しているのですが、総額が累計で100万円を超えましていよいよ払うのか払わないのか選択すべき時が来たと感じています。

悩ましいところなのですが……20歳から25歳の3月分まで頭から納付する方向で今のところ考えています。

現実的な選択ではないのは理解していて……まだ悩んでいます。

とにかく今月中に追納書の有効期限が切れてしまいますから早めに結論を出したいと思います。

二つ目は進路。

一つ目とも関わりがあるのですが、博士課程も4月から3年目に入り今後の進路を考えなくてはならなくなりました。

……というか、本当は博士課程の学生というのは常にそれを意識していなければならないのですけれどね。

未来を意識することに苦痛を感じないようになるまでに随分と時間を掛けてしまいました。

担当教官と相談しなければならないでしょう。

三つ目は論文。

二つ目とも関わりがあります。

まずは二年前の修士論文から、一年前の後輩の追加調査を経て、昨年完成させそこなってしまった研究論文の仕上げをやらなくてはなりません。

ようやくどう結論付けたら良いのかが見えてきたところです。

その方針に基づいて、今月中に行方が分からなくなっている資料を見つけ出して、穴を埋めなくてはなりません。この2年間というもの、資料の把握すらままならなかったですからね。

その上で、来年度の都市計画学会学術研究論文集に提出する予定…。気がかりは、学外の共同執筆者に3年連続で学会費の納付をお願いするのが気が引けるってことですね…orz。

それからの博士論文については……全く見当も付かない状況というのが正直なところです。

僕は一応、都市計画分野に属しているのですが、ぼんやりする頭の中で都市計画には限界があるだろうということです。

自信はないのですが、アイディアを書きます。

日本はよく「最も成功した社会主義国家だ」と言われます。それは、特に基盤整備に注目すればそうでしょう。しかし、こと道路計画を除いた都市計画分野を見てみると、それは行き過ぎた市場原理に支配されてきたと思うのです。市街地は市街化区域・市街化調整区域の境界を越えて野放図に拡大し、農地や緑地は法の保護から簡単に外れて宅地やゴミ捨て場へと変貌し、風光明媚な観光地は過剰な開発行為によって消費の対象となり、結果として本来の魅力を失っていく。この土地利用におけるダイナミックさは、工業国家においてプラスの効果を持っていたと思います。工業が面的広がりを求めるからです。しかし、バブル崩壊を転換点として、サービス産業の発展が求められるようになり、物質的な価値よりも文化的価値が高まっていく中で、土地利用のダイナミックさはむしろ文化的価値を損なうものと認識されるようになり、このカオスをコントロールして秩序をもたらすことが時代的欲求となったと感じます。また、サービス業は土地利用の上でもコンパクトな産業であり、ソフト化によってコンパクト化が多面的に実現するものと予想します。

これはつまり、成長国家において基盤整備が社会主義的に、土地利用が資本主義的に決定される一方で、安定国家においては基盤整備は資本主義的に、土地利用が社会主義的に決定されるという一つの兆候だと思うのです。

観光立国や景観法の誕生はこの変化の一端だと思うのですが、それは表面的なものに終始し、土地利用制度の根本的問題の解決には至っていないように思います。

…とまあ、だいたいこういう感じなのですが、このアイディアの問題は半年じゃとてもモノになりそうにないということですね。

っていうか、僕程度の非才があと半年程度で取れるような博士号ってのも困り者です。

そういう意味で、ちょっと困ってます。

参ってはいませんけどね。

……あまり長々と書いても仕方ない内容になってきました。

そんなことよりも先月が目標をひとつしか達成できなかったのを反省して今月はもっとがんばることを誓ったほうがいいでしょうね。

生活リズムの修正など、引き続き努力すべき項目は山積みです。

長期に亘った大学生活を無駄にして、ようやくまともな人間らしくなってきました。

ただ、無駄、というのは現在の評価に過ぎず、それをひっくり返していけるような、そんな今からにしたいです。

3月はその最初にしたいなと思います。