パリにて理髪を/夢日記

DATE::080226.tue

パリに来ている。

立ち並ぶ店をちらちらと見回しながら落ち着きなく通りを歩いていると、とあるブティックの中で困ったような顔をした上品そうな初老の女性と若い女性販売員と目があった。

なにごとと思って一瞬立ち止まると、中から手招きしている。

首を傾げながら中に入ると、初老の女性は僕に髪を整えてほしいという。

女性販売員には言語の関係でどういう形に整えるかが伝わるか不安があったとのことだが、それにしても僕はど素人である。

一度ならず断ったものの、あとになって怒ったりはしないからとにこやかに言われるので、つい引き受けてしまう。

おっかなびっくりハサミを操ってなんとかご希望通りに整えると、二人は丁寧に頭を下げて感謝してくれた。

=*==*==*==*==*=

結局は、ただ働きなのだが。

頼まれたら断れないタチです。