退屈な王様/夢日記
■071201.sat
「退屈だ」
玉座に座った王は思う。
「面倒だった近隣諸国との外務交渉も何とか終わり、内政的にはまずは疲弊したインフラの状態の把握及び復旧が急務であって、これにかんしては君主としてすべきことはなにもない……か」
「そうですね。それだけ把握していただければ、臣としては気楽に書類を提出できます」
「ああ、判子ね」
「判子だけでは困ります」
「わかってる。だが、お前がいるのだから万に一つもミスはあるまいに」
「万に一つはあるかもしれません」
「……まったく、優秀な部下を持つと退屈できていいな」
「暇ならわたしの相手をしていただきたいですわ」
「后よ……昼は政務の時間だ」
「暇とおっしゃったではありませんか」
「……それはな……おまえに説明するのは面倒くさいな……」
「それはどういう意味……。……!」
「陛下!」
「ああ、どうやら退屈しのぎがやってきてくれたらしい。迎え撃つにはここは広すぎるな。少し座を移そう」
争気が滑るようにこちらに進んでくる。かなりの手練だ。しかも一人ではなく七人。
「これほどの精鋭を揃えるとは、案外国内も治まったとは言いがたいようだな」
「御意」
「近衛の鍛え方も足りなかったですね」
「そうだな。あとで絞っておくとしよう。さて、こちらの準備は万端だ。あとはあちらがどれだけ頑張ってくれるかだな」
「私はあまり期待したくありません」
「腕がなるぜい」
「退屈しのぎ程度を期待したいね」
□ □ □
この日は好戦的なキャラクタになってますね。
ちょっと面倒なのでセリフ主体で手抜きしました。
三日分書き終えてから手を加える暇があったら加えるとします。