ユンボル!/漫画
ユンボル!
…というわけで、今日は武井宏之『重機人間ユンボル』の話をしたいと思います。
先週発売の週刊少年ジャンプにおいて第5話まで物語は進んでいます。
僕はこれが毎週楽しみで仕方ないです。
物語の舞台は、大災害によって荒廃してしまった世界・ワールドザンド。この世界では、荒廃した世界を復興するため重機ロボット“アースムーバー”が活躍しております。つまり、人型のクレーンやパワーショベルのロボットが工事しているのです。曰く、世は“大工事時代”!
ワールドザンド3002年、ドヴォーク王国の辺境の町・バーラックで大規模なトンネル落盤事故が発生。ドヴォーク重機士団隊長のバル・クロウは重機士団を率いて直ちに復旧工事に着手します。
しかし、実はこの落盤事故は敵対国家・ゲンバー王国に内通していたボリングが仕掛けた罠であり、ゲンバー大王が自ら兵を率いてこれを強襲!重機士団は壊滅、そして一人になるまで戦ったバル・クロウも戦死……。
そして時は流れてワールドザンド3007年、バルは再び目覚める。バル・クロウのクローンを元にした、重機人間ユンボル・バルとして―
ユンボルとなって目覚めたバルは、重機人間ユンボルを生み出した博士番長Dr.ドカルトよりバルの管理を引き継いだ謎の女=亡国の姫、リベッタ・グンテ・ヘルメート・ドヴォークと重機士団バル・クロウ組の生き残りニッパー・トーラスと共にドヴォーク王国再興のための戦いを始める……。
…というストーリーです。
ちょっと粗筋を書くだけで土木関係者が笑ってしまうようなネーミングがごろごろ出てきます。ってか、荒廃した世界・ワールド残土って…腹痛いですwドヴォークの首都はツメシオww
こんな感じで最高にハイなネーミングが数多く飛び出します。
話数の数え方は「第○工程」、戦闘力じゃなくて「工事力」、ユンボルの格闘術は「工法(クンポー)」(第4工程の工法のイメージ画はマジで痺れたぜ…「巨大トンネル大開孔 円月殺法のシールドの構え」とか熱過ぎる!)、
それと、重機人間ユンボルの特徴は何と言ってもその武器“テツグンテ”!
このテツグンテはDr.ドカルト発明の“形状気力合金”によって造られており、本人の気力次第で形も硬さも思いのままという素敵合金!てかネーミングがwww
ユンボル・バルは主にパワーショベルの形にして戦いますが、敵のユンボルはドリルや…えー、元の作業機は思い浮かぶけど名前が出ないや、アレは解体工事によく使うやつね…とかそれぞれのユンボルに個性があるみたいです。
そして、この作品の最大の魅力は何と言ってもラスボス(多分)・ゲンバー大王!!!
なにせムキムキ。
そして黄金仮面。
さらに「ゲンバー大王は現場主義」。
ゲンバー大王は現場主義であるため常に最前線に立ちます。辺境からの侵攻だろうが、海の向こうの国に侵攻するためのトンネル工事現場だろうが、常に領内で最もHOTな現場へ直行し自ら先頭に立ちます!
トンネル工事の先頭で御手ずからドリルもって働いてんだよ!?そして流れる汗をタオルで拭いてんだよ!?こんなラスボス見たことねぇ!
圧政を布いてなければマジで部下にして欲しいよ!
…とそんなわけでとってもアツイ「重機人間ユンボル」を猛プッシュしつつ、昔からのジンクス「俺が気に入ったらそのマンガは打ち切りに遭う」を痛切に予感しつつあるのでした……(つД`)
(追記)
いや、弱気になってどうする!
頑張れ!ユンボル頑張れ!超頑張れ!