幽かな/夢日記

■070124.wed■

(記憶がかすれている…)

走っている。

白い霧の中だが、夜なのはわかる。

手元が不確かなままマガジンを交換する。

冷たい。体が重い。

街灯の明かりで霧が白く輝く。

遮蔽物の蔭へ。

視界には黒と白しかない。

銃声。

足元の路面が弾ける。

霧が濃すぎて視認は不可能だが、走りながら闇雲に後方へと連射する。

残弾は少ない。

とにかく逃げなければ。

しかし霧だ。どちらに逃げるべきか知りようもない。

衝撃。

転がる体。

横たわる。

近寄る黒い塊。

見下ろす冷たい目。

黒髪黒装束の少女。

靄でかすれて見える。

切れ長の目、金色の瞳、白い肌、紅い唇。

「くだらぬ」

水滴に濡れた銃口。

炸裂音。

□ □ □ 

殺されちゃった(笑

良くある夢。