「似せ科学」/daily

視点・論点まん延するニセ科学」(061218夜放送:NHK)がYoutubeに動画でアップされて話題になっています。

プレゼンターは大阪大学教授・菊池誠氏です。

(氏のブログ→kikulog

http://www.youtube.com/watch?v=9LNRYsyWgEY

残念なのは、この動画は現在の日本の著作権法的にはこれは真っ黒だって事です。

でも、僕はこれだけ整理された内容をただの数回の、しかもNHKの放送だけに限ってしまうのは勿体無いと思いました。

とても素晴らしい内容です。特に後半部分は「我が意を得たり!」って膝を叩きたくなる語りです。是非、ご覧になっていただきたい。

科学には道徳が無いと十年前には言われていた気がします。

それが、道徳を科学に求める時代ですか…いびつです。

それはやはり二分法の下で思考停止したいという逃避的願望の影響でしょうか?

何から逃げたいのでしょうか…。

断定的な台詞をテレビでよく耳にします(…というより、目にもします。「地獄に落ちるわよ」のテロップはとってもショッキング)

プラシーボ効果については、心理学の領域。

しかし、生理学的に効果があると思われている節がかなりあります。

僕は松中選手のあの黄色いアレを見る度にメンタリティの面で「…だからかなぁ」と邪推してます。

科学は本来、ギリギリまで可能性を残すものであり、誠実な科学者ほど断定はしないということをもっと一般に知って欲しいです。

マッドサイエンティストは、断定してしまうからこそマッドなのです。

科学が万能と思われていたり、万能なものが科学だと思われていたり、理科教育というより論理的思考が日本では危機に瀕していると思います。