救急医療から手繰る今の日本/daily
時間が無いからちょとだけ。
奈良県で転送拒否が続き妊婦が死亡した事件について、ある小児科医のブロガー氏が興味深い記事を書いていらっしゃいます。
下はその記事への「はてなブックマーク」ページです。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20061018#comments
はてなブックマークは興味深い記事をチェックするのに重宝していますが、これは…。
ブックマーク先のリンク、コメント、トラックバックを含めて、しばらく時間を掛けて読み込みたいと思います。
危険な状態の患者を不十分な医療体制で受け入れる事は出来ない。
もしかしたら他に十分な医療体制を持った施設があるかも…。
問題の本質は転送元の病院に加えて、転送を打診した18もの病院に急患の受け入れ態勢が無い日本の医療の現実にある。なのに、マスコミはその暗い話題に触れずに遺族にばかりフォーカスしている。
たらい回しはたらい回しをした病院ばかりが問題ではなくて、それをしなければならない状況を放置している行政システムにあるのに…。
そこまで追求しきる能力は今のマスコミには無いのか…。
産婦人科が婦人科に変わり、小児科医は減る一方で、僻地医療も満足に整備できない…これが先進国か…。
国民全体が自国の医療制度の現状について、もっと系統だった理解をすべきでしょう。
僕は都市計画志望のエンジニアの卵ですが、ダムを造って救われる人と医療で救われる人のどっちも尊いです。だったら、どちらが同じお金でより効率的に人を救えるかという観点で予算配分をしないと変です。
しかし、現実の行政の中で縦割りが進んで、人の交流が少なくて、それで全体を見回して予算配分できる人が居なくなっているのでは?と疑っています。都市計画は行政計画の一分野であり、とても近いのでそう感じる事が多いです。
この国は、自分に近いことにしか興味を持てなくなってきています。
だから、変な気がします。
大衆とそれに迎合するマスコミは医者の立場に立って考えない。それは、変です。