レギュラーシーズン反省会/Hawks

2006年のレギュラーシーズンを我らがホークスは3位で終了しました。

心情的に、微妙だ。

今年の最大の反省点は、3番6番を埋め切れなかった事。

1番大村が出て、2番川崎が送っても、3番でアウトを稼がれると2死2塁で4番松中ならば遠慮も呵責も無く敬遠、5番ズレータか最悪6番柴原で残りのアウト一つと思ったら、かなり楽。

そう考えると、一番よりも先に三番を埋めるべきではなかろうか?

つまり、野球の打順を埋める優先順位はこうあるべきでは?

優先順位1位:4番…打率と長打力でチーム最高の打者。走力度外視。

優先順位2位:5番…4番の次に信頼できる打者。走力度外視。

優先順位3位:3番…打率3割以上と、走力orロングヒットがある打者。

優先順位4位:1番…打率と走力の高い打者。2割後半あれば勤まる。

優先順位5位:6番…チャンスに強い打者を置けば良い。

優先順位6位:2番…最も確実に送れる打者。打率は2割半で良い。

優先順位7位:7番…6番と系統は同じ。率は無いが一発長打が望める打者。

優先順位8位:8番・9番…どうでもいい。ただ、足が速くて小技が使える選手ならば九番に置いた方が便利。

ってわけで、3番が居なかったら一番から連れて来るべきなのでは?

強打者は強打者の間に在ってこそ勝負してもらえると思う。

早い段階で3番大村、あるいは川崎とすべきだった気が。

柴原は6番を埋めていたし、柴原が3番に入ると左が4人続いて相手投手も投げやすい。…ま、どうせ二番には本多が入って左だらけ…いや、田上がいるか。2番に足の速い打者を置いて快足1・2番と言うのは確かに理想だけれども、3番の格を一つ落としてまでそうする必要性は無い。バントの上手さと打率で田上が一番2番に適していたような気がする。

本間はとにかくバントがイマイチで2番にできない。

松田の見切りも少し遅かったかな…という感じはある。あのスイングでは率が出ないのは見えていた(去年のバティスタもそうだったか…)

それからカブレラの起用。ダメダメじゃないんだけど、どうも試合の要所でミスをしてしまった印象。明らかに外角に落ちる変化球が苦手で、来季は必要かというと疑問符。

松中は、死球攻めに会っていたとは言え20発打て無い事は無かったはず。それが打てなかったのは偏に松中自身に成長の余地が残されている証拠であろう。終盤は外角の球を意識するあまりに松中独特の内角打ちが影を潜めてしまい、稀に来る甘い球を全く仕留めきれなくなっていた。試合の流れを判断して、打つ球の取捨選択を確実にする。その状況判断を磨く余地がまだまだあるのではなかろうか?王とか落合の領域ではあるがどうにか達して欲しい。

本多は頑張っていた。意外性のある打撃が見られたし、8番よりも7番か9番で使って、もっとチャンスに絡めたい。

投手陣に対しては言う事無かったです。

山崎、的場についてはもうちょっと頑張って欲しかった。

特に、盗塁阻止率。

まだまだ技術的に足りない部分が多いです。

しかし、全体的に見て捕手と言う大事なポジションと5番打者を失った割には健闘したとも言えます。

ただ、最後の6連敗は変な自意識過剰が働いていました。

追い詰められても基本的に個々のやるべき事は変わりません。

本当は終盤だろうが序盤だろうが、勝つ事を目標として戦っているはずなのですから、序盤と終盤で気負い方が違うと言うのはあってはならないことです。野球において、普段通りが最善の戦略戦術であるはずなのです。(投手は終盤だと思い切った起用が出来ますけど、少なくとも打者については勝つためにすべき事は通念で普遍な気がします)