寂しいに続くもの/daily

昔は、「寂しい」と思って、それに続く感情は「悲しい」だった。

今は、「寂しい」と思って、それに続く感情は「切ない」だ。

寂しいというのは、孤独を辛く思う感情だ。

悲しいのは、どうやっても伝わらないと思っていたから悲しいのだ。

だからそれは絶望的な寂しさで、むしろ諦めのつく寂しさだった。

昔の僕は他人と心の底から解り合える事を疑っていた。

切ないのは、伝わると思っているのに伝わらないから切ないのだ。

だからそれは希望が残された寂しさで、絶対に諦めてはいけない寂しさだ。

今の僕は他人と心の底から解り合える可能性を見出しつつある。

それは一つは心の底が変化が原因となっている。

僕は少しずつ解り易くなっている。

難解な部分が解きほぐされ、正しく縒り合わされていっている。

もう一つは、表層の変化が原因となっている。

僕は少しずつ伝えるのが上手くなっている。

必要な言葉や言い回しが身に付きつつあるし、それに伴って落ち着きも出てきている。

だから、物事の感じ方も変わって行っている。

そんな毎日。

人よりもゆっくりだけど、じっくり変化している。

まだまだ成長期なのかも知れない。