“ゲド戦記”とか/daily

ジブリのアニメ作品『ゲド戦記』…なんか不評しか聞かないですね。

原作が名作なだけに非常に残念な気がするんですが…。

今年の夏の劇場アニメは、ジブリ&宮崎Jr.(と書くと当人は嫌がりそうか?)による『ゲド戦記』と、宮部原作+GONZO+総指揮亀山(フジテレビ)による『ブレイブストーリー』と、筒井康隆の名作+細田監督+貞本キャラデザによる『時をかける少女』の三つ巴、って報道が過熱気味です。

が、個人的には『時をかける少女』が一人勝ちでは?と思ってます。

子供向けって点では『ブレイブ』もやるかも。見るからに子供好きしそう。

ジブリブランドも強力。

そういう意味で、興行的には競るかもしれませんけどね。中身のレベルという意味では差が出てるのではないかとうっすら思っています。

ま、僕はどうせ今年中にはどれも見ないので、原作の話をしましょう。

ゲド戦記』は原作としては最強。

しかし、宮崎ジュニアは顔が出てきた時点で「期待薄かな」と思いました。(ウェブの批評を聞く限り、原作を読む必要があるっぽいですね)

けど、これで原作が広く読まれるようになると嬉しいです。

僕は…15年前(10か11の時)に読んだので、子供の僕には理解できなくて中身をほとんど憶えて無いんですが、名作です。もう一回、読みたいんですよねぇ…。今のこの精神なら全巻理解できるかな?

非常に考えさせられる内容です。

『ブレイブ~』は、原作がファンタジーモノっていうより、「RPGのノベライズ」の感覚で、僕は評価して無いんですよね。

どっかで読んだ事がある感じ、の他に、どっかでプレーした事がある感じ、がするんです。ゲームからの既視感が…。

映画は上手くまとめている、と聞く。

時かけ』も原作は強力。読んだ事無いけど<おい

でも、設定は知ってるし、オマージュは山ほど見かけるし。

何の問題も無いだろうなぁ。CMも良いし。

そもそも、名作の映画があるのにアニメ化するってのが無謀なだけに、そのチャレンジ精神を買いたいよね。

(いや、初監督で『ゲド戦記』ってのも十分無謀だがね。意味のある無謀と意味の無い無謀ってのがこの世には在る。)

てわけで、原作とその後の報道の感触を掻き集めた直感で、『時かけ』が勝ちだろうなぁと。

そんなことより、尾道三部作は、見てみたいよなぁ…と何だかよくわからない感慨を抱いてみた。

映画館とあまり縁の無い男24歳。

何故なら、映画に興味を覚え始めてまだほんの数ヶ月だし、それには時間が足りてないし。だって、一個見るのに2時間だよ?僕はやるべき事が他にあるんですよ?

クロサワ作品とか見たいのはやまやまなんですけどね~。

で、アニメ映画を見ている場合ではない、と結論。