夢日記051206
でっかいデパートに来ている。
3階上の本屋に行こうと思ってエレベーターの所へ行く。
するとそこにはピンクを基調とした制服を着たエレベーターガールが居た。
彼女は僕の姿を認めると、にこやかに「どうぞ~」と言った。その声と同時にエレベーターのドアが開いていく・・・。
と思ったのだが、ドアの向こうにあったのは真っ直ぐに伸びた階段だった。
それは何だか綿飴みたいにもこもことした外見と、粘土のような質感を持った斜度30°以上のかなり急な階段で、その長さからどうやら僕の目的としている3階上まで一直線に結んでいるらしいことが推測された。
「どうぞ、お登り下さい。」
何だか釈然としないが、とにかく登るしかなさそうだ。観念してドアをくぐって最初の段に足を掛け様としたその時、
「スイッチオン」
とそのエレベーターガールは言った。
その声に何かといぶかしんで振り返ると、彼女はまさに何かのボタンを押したようではある。しかし、それが何のためなのか解らない・・・と思っていると背後で奇妙な音がし始めた。
振り返って階段の方へと向き直ると、階段の段が引っ込んでただの粘土の坂道に早変わりしてしまっている。
僕は戸惑ったが、背後から
「早く登らないと崩れますよ~」とのんきなんだか馬鹿にしてるんだかエレベーターガールが声を掛けるので、這いつくばるようにしてその坂道を登り始めた。