行って来い!城島!
アスリートが高い頂を目指すのは当然。
そしてFA権が選手に認められた権利である以上、我々が口を挟む事は一つとしてありません。
城島選手の活躍をお祈りします。
「ユニフォームを脱ぐのは福岡」という彼の言葉を信じて凱旋の日を待とうじゃないですか。
(・・・とか言いつつ、
「城島選手が帰ってきた時に、居場所を見つけられない位強くなってたらいいな・・・」
とか思っていたりもします。)
なんか凄い絶望しているコメントを散見しますけど、この時代の流れはどうしようもないと思います。
高い山があって、昔よりも行き来が簡単になって、丁度行くだけの準備があったら、誰も行く事を止める事はできません。
和田だって新垣だって川崎だって、準備が整っていたら行きたくなると思いますよ。
いえ、アスリートたるものそう在るべきと僕は思います。
但し、
あくまでも「準備が整っていたら」です。
最低条件は、投手で防御率トップ3以上を3年以上経験する事、野手で打率3割以上を3年以上継続する事。
基本的には野手でも投手でも、獲得タイトル数5冠以上、とかね。
それ位実力が日本の中で抜きん出てきたら行ってもいいです。それが日本で遣り残した事が無い証拠ですから。
抜きん出ない内に行って、例えば田口のようにマイナーで下積みを積んだり、松井稼みたいに控えなったりするのは、ファンから見ていて面白くないんですよね。本人はそれでいいのかもしれないですけど。
そういう意味では和田も新垣も川崎もまだまだまだまだですから、もっと努力して欲しいです。
そしてそうやってメジャーを目指して努力する選手が増えるうちに、日本のプロ野球のレベルが上がっていつかメジャーと肩を並べる。
そうなれば、同レベルなのだから「スター選手ほど向こうに行きたがる」なんて事は起こりにくくなるでしょう。「挑戦」じゃなくなってしまっていますから、それこそ「ファンを捨てる」事になります。
いずれにせよ「実力差」からくるメジャーの魅力は、日本の野球の成長によってしか解決できない問題です。日本プロ野球機構とファンは「どうやって一流選手の流出を止めるか」よりも、「日本のプロ野球の実力を含めた総合的な魅力を高める事」に目を向けるべきだと思います。
残された問題は年俸の差・・・金に買われる場合ですが・・・日本とアメリカの消費レベルの違いに根ざしているのが原因でしょうから、この解決は難しいでしょう。
(唐突に)この項終わり。