夢日記051121
研究室の連中と車でとある水郷を訪れた。
水郷の入り口となる欄干が低いコンクリートの単純桁橋の下4mに、青く澄んだ水がごうごうと音を立てて流れているのを見た。
岸には、ふたかかえはあろうかという大岩のごろごろ転がっていて、ここがかなりの上流である事が間接的に知れる。
水郷に入る。
川は集落内を水路となって通っているのであるが、集落の立地が大変な傾斜地にあるため上手の辻から下手の辻へと水が流れる様はまるで滝のようだった。
僕らは殆んど壁とも言えるほどの傾斜の階段を上り、集落の上端、滝の始点へと歩く。
集落の最高点から見下ろす川の流れは激しく、また、落差もあって壮観だった。
>僕の拙文で伝わるかなぁ?
とある会社を経営していたのだが、ある男に乗っ取られた。
それも尋常の方法ではなく、超能力によって暴力的に乗っ取られたのだ。
俺は超常の力を持った連中を集めて、深夜の総ガラス張りの本社ビルに侵入した。
侵入ルートは地階駐車場に隣接する機械室から入り、電源系を押さえる所から始まる。
しかし周到にも機械室に敵方の超能力者が配置されていた。
すぐさま交戦状態に入ったが、敵方はたった一人だったようで以外に決着は早かった。
そして・・・。
>それから先は忘れました。
寝坊をした。
僕はのっそり起き上がる。
窓から差し込む陽射しは初夏のもの。心地良い。
のそのそと仕度をして家を出る。
総ガラス張りの本社ビルを左手に見ながら川沿いの坂道を登り、丘の上の学舎へと至る。
今日は水曜日、午後、3時限目は英語。
先生は変わった人で、毎回の授業の始まりに自分で翻訳したアラビアの英雄譚をA4のプリントに印刷して配る。毎週一章進むことを目標にし、学生に配る事をモチベーションの一部にしているそうだ。
今日配られた章のタイトルは「回天の日」。気取っていると言うか何と言うか。
教室を見回すと学年を問わず友人知人が席を並べている。ここは大学だろうか?
ぼんやりとそんな事を考えている内に授業は始まっていた。
まあ、いつも通りのん気に授業を受ける事にする。
窓の外は清々しいほどの好天で、グラウンドの白さがたまらない魅力を持って授業への興味を削いでゆく。
(こんな天気なら運動がしたいよなぁ・・・)と心教室に在らず、といった状態だ。
授業に興味が薄れると、意識も薄れていくのは世の必定。
しかしここは夢の中。夢の中で意識が薄れるとなると、現実世界の事が入り込み始める。
(・・・そもそも英語は全部単位取ったよなぁ・・・確かに勉強しなきゃとは思っているけど・・・てか、水曜日の3時限目はコンクリートの講義だよ・・・?待てよ、第一今日は月曜日だし、ソフトボール大会がある日だ・・・)
この位現実感が戻ってくると、現実世界の時間感覚も戻ってくる。
(・・・今日は確かこれは・・・三つ目の夢だ。それにこの幸福感や全体の雰囲気は十二分に眠った時のもの・・・起きたら10時を超えている事は間違いないな・・・あぁ~、ほとんど目が覚めてきた。うわぁ、嫌だなぁ。どうしよう。)
>・・・しかしこれ以上寝続けて事態を致命的に悪化させるわけにもいかないので、ここで起きました。
寝坊した事を自覚すると、かなりげんなりします。
このまま「ま、いっか。」で済まして夢を見つづける事も時には可能です。
しかし、土日以外にはやりません。世間体が有りますし。