生きるという道楽

右手に提げて持ち帰ったビニール袋には、

サンドイッチとカレーパンと文庫本が入っている。

口で噛んで、腸で消化して、肉体の構成素となるものと、

目で読んで、脳で理解して、精神の構成素となるもの。

きっと僕は本もちゃんと日々摂らないと死んでしまいそうです。

そういう風になりつつあります。

僕にとっては殆んど同等の価値を持つ行為。

本を"食べている”ような感覚さえします。

飢餓時代に陥って、本を本当に食べている自分の姿を想像。

腹に千切れた知識を詰め込んで死に絶える・・・そんなのもあり。

とかなんとか妄想しながら、今日もサンドイッチを頬張る。

たまごハムサンド、うまい。