検索するサル
「今や人類は検索するサルである」・・・と誰かが言ったとか言ってないとか。
日々の検索ワード履歴は、その人の仕事や興味からひととなりを醸し出します。
今日は僕の検索ライフのお話です。
僕のネット検索の特徴として、“ど忘れ検索”というのがあります。
名前は浮かぶのに、それが何であったのか忘れてしまうことが多い私。
ネットが身近に無い時分は、それがサブカル的な用語かも知れないので、周りのフツー人には訊くことができず、悶々とすることが多かったのです。
今はオンライン辞書(gooを愛用)とgoogleの恩恵にどっぷり漬かる日々でございます。
さて、三日間の“ど忘れ検索”したワードの中から、特徴的な奴をピックアップしてみました。
プレスタージョン→PresterJohn中世から大航海時代にかけて、キリスト教圏でエチオピア方面に存在すると信じられていたキリスト教国家の王の名。グラハム・ハンコック (著)、田中 真知(訳)、『神の刻印 (上・下)』(凱風社)を読んだ時にインプットされたな・・・。
アントワープ→Antwerp/ベルギー北部の河港都市・アンベルス(Anvers)の英語名。初見は地理の時間だろう。
ポロッチーニ→不明。誰?イタリア人?
メルクマール→merkmal[独]/ドイツ語で「目標、目的」。何かで読んだんだ。きっと。
エルシノア→Helsingor/デンマークの市の一。シェイクスピアの”ハムレット”はエルシノア城を主な舞台としている。
アンフォラ→amphora/古代ギリシャの壺の一種。そして“@”の起源。検索する度に忘れてしまった自分に落胆する。
デルフィニウム→Delphinium/キンポウゲ科ヒエンソウ属の総称。ワンピースの・・・。
セラチア→Serratia/グラム陰性を示す桿菌(かんきん)。腸内細菌の一つで,尿路感染症などの病原菌。院内感染する場合がある。・・・ニュースで聞いたんだろうな、きっと。
アンテロープ→antelope/羚羊。・・・なぜに羚羊なんぞの英名を知っているのだ・・・?
テンペレシオンズ→不明。騎士団だった気がする・・・。
クラッチフィールド→Crutchfield/英米の姓。どなたの姓かは不明。どこで記憶の網に引っかかったのやら・・・。
トロイ・パーシヴァル→Troy Percival/MLBデトロイト・タイガース所属の投手。昨年まではエンゼルスに所属し、守護神として活躍していたようだ。検索するぐらいなので当然今年の成績は知らない。
カタコンベ→catacombe[蘭]/地下埋葬所。いつも「カタコンベ」だか、「コンカタベ」だか迷う。でも、もう間違わないだろう。スペルに"combe"が入っているのを憶えたから。
クレシダ→Cressida/シェイクスピアの戯曲"トロイラスとクレシダ”の登場人物。・・・が代表的らしいが、こちらは俺は読んだ事が無いので、恐らく"イリアス”を呼んだ時に登場したのだろう。
くがたち→くかたち(くがたちとも)【探湯、誓湯】/神に誓約して煮え湯の入った釜に手を入れ、火傷を負うか否かで事の是非を判定する古代の神明裁判の一。
アンフィニ→enfini[仏]/フランス語で無限。マツダの車種や企業名、チーム名に多く使われているようだ。音感的にてっきり音楽用語かと・・・。しかし検索ランクの上位はこれは・・・。
って、感じです。
普通に検索にかからないのは、それこそマイナーなところから仕入れたんでしょうね。
この他にも、研究に関する検索ワード(「伝建」とか「自然公園法」とか)と、日常語の検索を毎日検索しまくっています。
さて、どうでしょう?
僕のひととなりは伝わったでしょうか?
文系的なワードがやたら多いのは、理系ワードがしっかり記憶されている証拠なのか、はたまた、本質的には文系であることを示しているのか・・・どっちでしょうかね。