Station/Prose

白い息を吐いて 改札の前に佇む人達

その目は遠く 宙を見つめてる

時折見上げる 電光表示、変わりは無いけれど

何となく 確かめてしまうんだろう

一人でいる彼女は 恋人を待っているのだろうか

仄かに頬を染めて 瞳を輝かせてる

一体いくつの 出会いがこの駅で

繰り返されたんだろう 繰り返すんだろう

僕もその一つ なんだろうな

白くため息ついて 列車を待つ人達

その瞳は 空をさ迷っている

何度となく見直す 電光表示、異常は無いのか

できるなら 来ないで欲しい

二人でいる彼らは これから別れるのだろう

目は合わせないで 手だけを固く握ってる

一体いくつの 別れがこの駅で

繰り返されたんだろう 繰り返すんだろう

僕らもその一つなんだろうな

これも、曲があります。

忘れてしまったかもしれないけれど。

博多駅の改札の前で一人で口ずさんだ歌。

列車を待つ女性は美しいと思った。

というか、女性は何をしていても美しいと思った。