十二神将/夢日記
■071011.thr
旅館の2階から辻を見下ろすと、ねずみの像とうさぎの像が見えた。
「今日の仕事はえらい近いんだな」
俺は呟いて階下に降りた。
今日の仕事は十二神将の廟堂の修復である。
俺は廟堂の中央に立ち、とげ付きの金棒を逆さに構えて訣を唱える。
「そらにみつる あまつかみよ ちにみつる くにつかみよ わがよびかけをきこしめされよ われはこのちのまもりを なほすものなり ……」
金剛棒が光芒を放ち、かすかに振動する。
さびが浮いた十二神将の像が鋳造したての姿を取り戻していく。
替わりに、廟堂の敷地内にいくつか置かれていた像がいくつか消えていく。
(…ま、この廟堂の本来の機能に必要ないものは消えても影響ないがな)
周囲から元素を集めてその地の神域としての機能を修復する呪法である。
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最近この手の超能力モノ多いな。
ネタに困らないと言う意味で、ありがたいっちゃあありがたいが。