まんぼうシールの続き/daily

昨日、怒りに任せてマンボウシールを糾弾しましたが、ちょっと熱くなりすぎました。反省。

よく考えたら、福岡の県警ともあろうものが、クーポン方式に思い至らないなんて事があるはず無いでしょう。クーポン方式が敗れた理由はさっぱり思いつきませんが。

さて、その後更なる情報収集を試みたところ、どうやら書店側にも混乱が生じているとのコト。

…事前に現場の意見をアンケートとかで汲み取っとけよ。

意識徹底できてないとどんな制度も穴だらけだぞ?

更に更に、大手新古書店はシール無しでも買取に応じるとのコト。

そりゃそうだ。今現在本屋にある本の数より、各家庭にある本の数の方が圧倒的に多いからな…ん?圧倒的に多い…?

…クーポン方式だろうが何だろうが、過去に買った本まで正規購入かどうかの判別をするのは不可能だ…

…てことは、古書店側としては売買に応じるしか無い…。

本屋には去年の本も売っているし、06年7月以降発売の本に絞った暫定適用を行っても、万引き犯側からすれば単に06年6月以前発売の本に狙いを定めれば…

あれ?

無理だ、この制度。

なあんだ。始めっから無理無理じゃん。

真剣に怒って損した。今度から全面的にマンボウシール断ろう。

ところで、「シール貼られるのがイヤだったらネットで買えばいい」と言う意見を数多く見かけましたが、本屋で手に取ったインスピレーションで買う事を重視しているとそんなことは出来ないです。

将来的に、ネット書籍が誕生したらネット書籍と現実の書籍はその現物としての価値によって差別化されるでしょう。

ネット書籍の単なるプリントアウトと、デザインされた出版物としての差です。

一部の本好きにとって、書物とは単なる文字情報の媒体ではなく、装丁まで含んで一個の芸術作品であるのです。

そういう実体のしての書籍を重視すると、ネットで買うのではなく本屋で手に取る事が重要なのです。

本屋で手に取って確認して、家に帰ってネットで注文なんて誰もしないでしょうし。

ま、マンボウシールは断っても大して実害なさそうですから、もう関係ないですけどね。

しかし、万引き防止は対策を講じないとまずいよな…ちょっと頭の片隅に引っ掛けておこう。思いついたら何か書く。