Lock out
昨日の話、
「ライブドアが大変な騒ぎですね」
って書き出しでライブドアの記事を書いていた矢先に、まさかの堀江貴文氏逮捕の一報!
びっくりしました。えらく迅速な逮捕劇だなぁ、と。
昨夜は、
「しかし、ライブドアは底値が全く見えませんね~。株主の多くが新参の個人投資家さん(恐慌中)だったでしょうし、株価もホリエモンのキャラ受け次第みたいな部分も大きかったですからなぁ。株価≒堀江人気。今後の再起は大丈夫なんでしょうか?」
なんてのんきな事を書こうとしていたのですが、これは完全に買収→グループ解体路線まっしぐらでしょう。
このタイミングでの捜査は、年季の景気判断が出揃って、景気回復が一般に印象づいたのを狙っていた匂いがします。ライブドアはとっくの昔にマークされていたんでしょう。
グレーゾーンを狙ったケースがある一定以上増えると、それを一番派手にやっているところを狙って摘発し、白黒のラインをはっきりさせるというのは結構常套手段のような感じがします。
ただ、当局もここまでの冷や水になるとは思っていなかったのではないでしょうか?
それもあって、この迅速な逮捕で事態の沈静化を図ったともとれなくない。
…となると、
今日は昨日から反撥して、ちょっと上がるか、または様子見で横ばいくらいの取引になるのでは?
…と、予想してみましたが、そう簡単でもないですかね。
しかし、今回の騒動は株式市場に大きな影響を与えました。
景気回復でホクホクしていた新参の個人投資家諸兄もかなり肝を冷やしたようで。
あなた方がホイポイ投げ売りするから、へぼベテラン投資家のうちの親父がかなり損しちゃったじゃないですか!
っていうか、ウチの親父は本当に勘が鈍い!二営業日下げてからの反発は予期できたはず!
新参個人投資家が懲りずにこの波に乗ってくれて、相場が持ち直したらよいのですが…。
ところで、堀江さんの何がまずかったかについて。
堀江さんのグレーゾーンに踏み込む度胸は買います。しかし、一度踏み込んですぐに落ちなかったからと言って、その道が“白”であると早計したのがまずかった。
グレーゾーンの黒白は、摘発する側にとったら慎重に慎重を重ねたいもの。今回は慎重な調査の結果、黒と判定された。堀江氏は、そのタイムラグの間に、後に黒くなるモノを白と思って積み重ねてしまった。
そしてそれ以上に、プロ野球新規参入騒動で“人気商売”に味を占め、メディア露出を高めて多忙になりすぎたが良くなかったかと。それが判断を拙速にさせて、ブラックゾーンに深く踏み入れる結果に繋がったのではないでしょうか。
ま、堀江さんはともかく(まだ容疑者だし)、ライブドア本体は足元見て、ポータルサイトから再起を図るのが良いでしょう。
時には、減点回帰も良いもんさ。
減点された上で、原点まで戻るんです。減点回帰。くす(^w^)
トラックバックスパムやコメントスパムの産地なのでちょっと迷惑蒙ってますが、ライブドアがカヴァーしているネットのニーズも確実に存在していると思うので微妙に応援してます。
微妙に。