2008-06-04から1日間の記事一覧

宮部みゆき『魔術はささやく』(新潮文庫)/読後感想

よく練られたプロットが鮮やかな作品。 プロットの良さで『火車』よりも好印象。 トリックらしいトリックはなく、スリルもほどほどだが、ジュブナイルとして面白く、多様な登場人物が織り成す意外な関係性の綾が見事。 なんだか宮部氏は遡るほどに鮮やかな作…