インフレ・デフレ・デノミ/種々雑感
インフレって物価が持続的に上昇する現象。
デフレはその逆。
インフレで言えば、需要過剰で発生する場合と、供給過少で発生する場合がある。
でも、消費者視点に立てば、需要は給与の額と生涯生存コストとのにらめっこの余り分なわけで。
ところで、ローンを組んだりする精神というのは、インフレ期待だよな。
物価上昇と給与の上昇とのギャップが、インフレ・デフレの転換の原因になるんだろう。
インフレしてると、生存時間単位の価格が上昇するってわけで、つまり、時間単位に使える単位が1000から10000に細分化されるんだ。細分化というのは、極端に言えば1000ならば単位1に値するサービス1000種を購入可能だ。10000ならば、単位1に値するサービスを10000種購入可能だ。
その中には、技術的な進展によって、10単位だったものが1単位で買えるようになって、生産力をベースとする経済が膨張しているという前提がある。つまり、1000単位から10000単位への給与のベアは、サービスの消費が激しくなるということになる。
サービスがフィジカルな物品だと、生産力の調整が難しい。
サービスがメンタルなものだと、供給調整の際に転職を強いなくてはならなくなる。
その10単位の商品が1単位になるというコストダウンが、その商品の業界にそういう変化をもたらす。
そして、対価の変化に対して、供給調整は必ず遅れる。その伝播速度が結局、不景気とかに影響する。
その価格低下は、トップの通りに需要と供給の関係に起因するところが大きい。
デノミは、通貨単位を切り下げる方向によく行われる。
これは、100000単位を政策的に10単位にしたりする。が、購入対象物が変わるわけではない。
では、実質的に何に対して行われるかというと、卵が10単位に対して、10000000単位で取引されるような高価な商品をその単位によって買い求める人間が存在するということ。
つまり、貧富の格差がでかい。
んー、多分、間違っているけど、無次元化した通貨供給量と、資産としての滞留時間とか、人材流動性とかそういうフローの話なんだろうな、経済は。
もやもやしているのでここに書いていったん吐き出しておく。