柴原…無茶しやがって…/Hawks

7月5日に危惧していた通り柴原が登録抹消されました。

まあ、あの時点で抹消していたら連敗を8で止めるホームランも出なかったわけなのですが、決定的だったのは8日西武戦での内野ゴロ併殺崩れの間に打点1を記録したあの打席だろうなぁ。

ホームランになるくらいどんぴしゃで打てればその衝撃はたいしたことないのですが、ああやってタイミングがあっていないのに当てに行って、そしてその後全力疾走ってのが一番ダメージが来るでしょう。

たらればは言いませんけど。

で、柴原はしばらく静養して、再登録は様子を見ながら、ということなので、最低2週間とみるべきかな。

敬礼。

代わりに昇格するのは荒金とのこと。

……守備力的には不満は少ないけど、井手はだめなんか?

それにしても西武戦の2連戦2連勝は大きかった。

西武のデータ野球に対して、向こうがデータを持っていない捕手・高谷が大きく効いた感じ。

リードとしては思い切った内角攻めで意表を衝いたという印象で少し直球が多いのが気になる。

なんでも、前日に杉内と一緒に交流戦で西武を抑えた巨人・内海と中日・小笠原のビデオを見て対策を考えたらしい。(そんな仕事はスコアラーがすべきだとおもうんだけど)

他球団が傾向を見るためにデータを集めるにしても少なくともあと向こう2週間は大丈夫だろう。

打撃では山崎よりも期待薄なのが悲しいが(苦笑)

打線の好調ぶりは実は連敗中からなのだけれど、松中を4番に戻し、松田を3番に据えたのが非常に効果を発揮している。不調のあまり打線を分断していた小久保が離脱したことによる怪我の功名というのが笑うに笑えないけど。

それにしても3番松田のハマリ具合は望外の喜び。

よくよく考えれば、前の本多・川崎が出塁し、後ろに松中が座るとなれば、松田に対して外角に落ちる変化球を多用することは難しい。何故なら、逸らせば本多・川崎が進塁する可能性が高いし、四球を出せばランナー二人以上で松中を迎えることとなる。結果、松田へは直球が増えることとなり松田は6番7番の時よりも相当打ちやすくなっているはず。

打順の組み方は奥深いなぁ。

5番に据えられたレストビッチも技術的には何も変わっていないものの「絶対に当てる」という気迫が見られるようになった。結果として、当てるために球をひきつけられるようになり不恰好ながらヒットが増えている。だから松中を安易に四球で出すのも危険。よって松中がホームランを打つ可能性が高まる。

松中は左翼方向への本塁打を2打席連発しいよいよ完全復活へのカウントダウン。

外角を打つことで内角が増える。その内角球を松中だけのあの技術でライトスタンドへ運べば完全復活です。

西武が勢いを失い、ハムのペースは上がらない。

楽天は打線から活力が落ちている。

上位はちょっと息切れかな。

ホークスも投手陣は疲れが見えるものの打線が活発。

問題はロッテとオリ近。

どちらも打線に活力が出てきていて、投手陣も5月6月不調だった連中が力を取り戻し始めている。

7月は全体に差が詰まるかもしれません。

僕は5強1弱と考えていたけど、オリックスが監督辞任で息を吹き返すとは予想外。

うーん、パ・リーグは面白いなぁ。

ん?セ・リーグ?なにそれ?おいしいの?

いっそ哀れさすら感じますな。

だが唯一、来年から新球場になる広島の好調ぶりには注目している。

マジ今季Aクラス入りすれば、来季両翼が9メートル、バックスクリーンが6メートル後退する広い新広島市民球場で大躍進ありうる。

つーか、新広島市民球場のハイスペックぶりはマジでうらやましい。外野フェンス2.5メートルとか、何?猿技がまた見れるんですか?どうしてそんなにすばらしいんですか?(←球団職員の努力に敬礼)

というわけでセ・リーグは広島にだけ注目している。