脳内社会史/種々雑感

日端康雄「都市計画の世界史」(講談社現代新書)で都市計画史をおさらい中。

都市計画は産業と切っても切り離せないんだよなぁ。

技術革新→産業構造変化→人口増・生活様式変化→都市構造変化

みたいな感じ。

この本以外で得た知識を混ぜた僕の脳内での人類社会の発展史は今こんな感じです。

***注意***

以下なんかもはや上記の本の内容と全然関係なくなってしまいました。

ほとんど妄想のような気もします。

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1.狩猟採集社会から農耕社会への変化

・日照量や降水量が収穫量に影響するようになり、祖霊・動植物神の信仰から天候神への信仰へと信仰の中心がシフトした。個々人から父母・祖父母とたどった先で間接的に共有されていた神が、全員が直接的に共有されるようになった。

・農地の立地によって収穫に差が現れ、貧富の差が生じた。個人の財産の概念が強まった。

・それまである程度の広さの地域を定期的に移住しながら狩猟採集を行っていたものが定住性が高まり、防御のための環濠や防護柵、家屋の建築が合理的になった。

・それらの構造物の建築や治水のため集団が協調して行動することが多くなり、指導者の重要性が増した。

・以上より、身分差がはっきりし始めた。

・貯蔵する食料の量が多くなったために、他集落の襲撃による収穫が増大し、戦争のリスクが高まった。それにともなって環濠や防護柵が強化された。

2.重層社会化

・戦争による収奪を、武力を背景とした徴税によって恒常的に実施する方法が考え出され、支配集落と被支配集落の差が生まれた。またその中で貴族階級、武士階級が固定化していった。

・徴税は米や麦などを中心として行われたため、支配集落では余剰の食料を背景に人口が増加した。

・農地に対して過剰な食料を背景として、嗜好品の価値が高まり、それらを取り扱う商人や職人という職業が成立するようになった。(それまでも交易をする人間はいただろうが、定住性を持った?)

・こうして支配集落が都市化した。

都市化は、富の集中とそれに伴う産業の高次元化によって起き、都市は貴族階級、官僚、商人、職人のそれぞれの住処と、これらからの落伍者が住むスラムとで構成される。

・一方で、農村では余剰人口は新しい村落を開拓するという方向で解消され、結果として農地の総量は拡大。

・都市にはさらに食料が流入し、過密化が起きる。(農村では人口の幾何級数的増加を等比級数的農地の増加が制限していたが、都市部では限りなく幾何級数に近い形で増加が起きてすぐに過密になっただろう)

・この過密は同心円的都市拡張(欧州)か遷都(日本)によって解決された。

 (この解決法の違いは、河川に対する土地の面的広がりの違いによる?)

3.大航海時代および火薬の発明

・航海技術が高まり、舟運による大容量輸送が発達したため港町による交易の重要性が増した。

・新大陸からじゃがいもやとうもろこしなどの新しい農産物が持ち込まれ、特にじゃがいもが寒冷地の産品として広まった。

・植民地経済の開始。

・経済の中心が海側に寄り、日本では山城から平山城、平城へとシフトしていき、また、防衛拠点としてよりも政庁としての位置づけが強まった。

・火薬の発明により、職業軍人と戦時徴発の農民兵との差が縮まった。大砲の発達により、高い城壁ではなく奥行きのある防衛ラインが重要となった。(日本ではこの変化が完全に起きる前に長い平和な時代になった)

・このため欧米では城壁が取り払われて環状線となり、その外側に稜堡が築かれた。

・増大する都市人口を背景として、商工業を中心とする市民の地位が向上し民主主義への変化が始まった。

活版印刷で知識階級が以下略

4.産業革命・科学革命

・工業が大規模化するほど利益が高まるシステムだったために、過密が進んだ。

・また、煤煙によって大気が汚染された。

・化学肥料によって農業が工業的になった。

貨幣経済が強大化していき、三次産業がウェイトを増していった。

社会改良主義者たちが台頭。都市計画によって土地に関する所有権が制限されるようになりはじめる。

・二度の大戦を通じて各地の植民地が自立への道をたどり始めた。

5.交通革命・情報革命

・自動車、航空機の一般化により、地域界を越えた輸送、国境を越えた輸送が増加した。

・ラジオ、テレビの発明により、遠隔地の情報が広域に配信された。

・結果として、視聴体験と実体験とが広く明確に区別されるようになり、交通革命と併せて観光を一般化した。

・国際化が進んだ結果、国際的格差が強く認識されるようになった。

・科学技術によって使われるエネルギーや材料が増加し、資源の価値が高騰した。

・食糧生産は化学肥料や耕作機械によって増大し、人口比に対して安価になった。

6.これから

・人口が限界点に近づき、一次産業の経済における比重が増す。

・衝突を回避するためには計画的減数が必要。

・地域主義化

SFでは食料を科学的に合成することによって食料の偏在を回避しているけれど、現実には微量元素の働きがいまいちわからんので長生きしようと思ったらちゃんと農産物で栄養を摂る必要あり。

第三世界に資源が集中しているのでそれをどうすんのかってのが、あ~、脳がぐちゃぐちゃになる。

もっといろいろ書けると思うんだけど、今はよく整理できていなくてどこにどう手をつけたらいいかわからん。それに加えてどっか誤解していると思う。

脳みそが足りんなぁ。

自分の能力に不満だわ。

つーか、こんなこと考えても食っていけん。

こんなの書くくらいなら小説書けばよかった(´・ω・`)

そんなことよりもっと勉強しなきゃ(´・ω・`)あ~あ…