ブログタイトルの由来/このブログの話
「ゲド!」
[アーシュラ・K. ル・グウィン、清水 真砂子(訳)「影との戦い―ゲド戦記 1」岩波書店より、“A Wizard of Earthsea” Ursula K. Le Guin]
今日はブログの名前の話しを書いておこうと思います。
このブログ、僕は“うろぶろぐ”と名づけました。
このタイトルの肝は“うろ”の部分です。
僕はこれを以下の色々な“うろ”から取りました。
うろ【空・《虚・《洞】//中がからになっているもの(所)。>うろ覚え
うろうろ//①あても無く、たたずんだり行き迷ったりすることを表す。②どう対応したらよいか分からず、困り切っていることを表す。
うろたえる//[不測の事態に遭遇し、的確な判断力を失って]どうしてよいか分からず、まごつく。
うろちょろ//うるさく感じられるほど、(目の前を)あちこち動き回ることを表す。
うろつく//ある範囲内をぶらついていて、立ち去らずにいる。[違和感・不審感をもって見られることが多い]
うろん【胡《乱】//怪しげで信用出来ない様子。[狭義では、挙動不審の意に用いられる]
(全て「新明解国語辞典第五版」より)
その理由は、自分がこれらの言葉が示す通りの人間だと自分で思っているからです。
毎日毎日、うろうろ、うろちょろ、うろついて、うろに等しい頭ではうろたえるばかりで、ただ胡乱な動きをしています。
そのつもりでタイトルをつけました。
しかし、今日意味を引用するつもりで辞書を引いていたらもう一つ“うろ”を見つけました。
うろ【有《漏】//[「漏」は煩悩の意][仏教で]煩悩の多い、俗世間の人。俗人。
知らなかった言葉ですが、これもぴったりです。
僕はこういう部分を自分で意識しながら、少しづつ必要なだけ修正しながら、生きていて、その途中でこのブログを書いています。
ちなみに冒頭の引用ですが、読んだ人には判ると思いますし、今回引用したその理由も大体解って頂けると思います。
ただ、うろ覚えで“!”が付いていたか、いや、こんなセリフだったかどうかも怪しいです。(間違っていたら後でこっそり直しておきます。)
あれはもう14年も前になりますか、読んだ当時の僕にはとんでもなく衝撃的で、このセリフでこの本は人生のベストテン入りしています。
しかし、期待して読んだ「こわれた腕輪」以降は、当時の僕には面白さが分からず、「帰還」に至っては(お恥ずかしい限りですが)半分眠りながら読んだ思い出が。
今なら理解できるかもしれないので、近々6冊全部何とかして手に入れて読み直したいと思っています。
Amazon.co.jpでは、全6冊セットがナルニア全7巻セットと併せて薦められてます。締めて\16,569。うーんどちらも欲しいがこの額は余りにも・・・。商魂逞しいというか何と言うか・・・(^_^;)