……。/daily

村上春樹の『1Q84』を僕は読みきれないかもしれない。

今日はダメだ。

義務感でもって私は血縁に対して平静であることを修正せねばならないのか?

悲しみがあるとすればそこだ。

それで沈痛の面持ちが得られればいいのか、また、と、また、僕は7年前と同じように、僕は。

そんな義務感を要求されていないとしても、勝手に私はそうやって沈む。

人とは何だろう?

他人の、悼む気持ちを見て、その遠さを見たのを思い出した。

得体の知れなさ。

それとは無関係に『1Q84』を読みきれないかもしれない。

これは、最初からずっと気持ち悪い。

青豆と天吾と小松とふかえりがダメだ。

受け付けない。

なんだその感じ。その感じをこんなに広げて見せてどうしようってんだこの野郎。

まだ100ページばかりしか読んでいない。

ダメだ、俺が気持ち悪い。

あぁあ、何だろう?

潔癖なんだろうか?私は。

今日は暑い日で、湿気が少しばかり高い夏の日だ。

楽しくないな、もう。

生きていることはアクティブだが、生きていないことはゼロだ。

それだけなのに、今日はこんなにも身体を温めようとする。