中盤ホークス戦力分析【野手編】/Hawks

あんまり試合を映像で確認できていないけど、現有戦力について考察して見る。

1番 二塁 本多

打率.285、出塁率.317(8四球)、17盗塁(盗塁死6)は1番として満足できる成績。

欲を言えば四球数が少なめなのでここを増やして出塁率を高めてほしいところ。

また、犠打の技術を高めればセイフティバントなど戦術の幅が広がるので早い所コツを掴んでくれると嬉しい。

守備は良い。

2番 遊撃 川崎

打率.307、出塁率.347(14四球)と打撃面では満足できるものの、

13盗塁(盗塁死7)と5犠打どまりで、盗塁、犠打というもともとの得意分野での成績が平凡なのには違和感を覚える。

守備面でも9失策、守備率.971で不調。集中して試合に出られているのだろうか?心配。

しかし、実績的には他球団にとっていろいろやってきそうで嫌な印象を受けるのはこの打順なので、がんばってほしい。

3番 指名打者 松中

打率.312、出塁率.392(36四球)、本塁打12本、54打点と四球数は例年よりも少なめだが打率が回復し、得点圏打率も.380とすばらしい。

12本塁打は物足りないが、それでも去年一昨年よりはだいぶいい。

左翼守備が続くと成績が下がってくるので指名打者での起用が正しいのだろう。

4番 一塁 小久保

打率.261、出塁率.345(24四球)、本塁打14本、打点35と4番としては物足りない成績。

得点圏では54打数15安打3本塁打で19打点に留まり、打率.278しかない。少し頼りない印象だ。

特に6月中旬から打撃が下降線で、最近6試合で23打数3安打7三振の大不振。

原因究明が急がれる。

守備面。一塁手は送球をあまりしないので失策がつきにくい。よって、一塁手の守備力は他の内野の送球ミスをいかに上手く捕球し、失策を減らしてやったか、という点で量られる。一塁手の捕球能力が高ければ他の内野手は送球の正確性を少し犠牲にして素早く投げることができる。一塁守備の信頼性は内野全体の守備力に影響するのである。映像で確認する機会が少ないため判断が難しいが、少し物足りないという感じだ。

5番 右翼 柴原

打率.294、出塁率.339(16四球)、2本塁打、打点27

腰痛で打率を落としていたが、最近は欠場している。

打点27は物足りなく見えるが、走者が松中・小久保だったり長打率が低かったりするためであって得点圏打率.306は満足すべき数字。

守備力が高く、「外野の要」的存在なので無理はさせずに適度に休ませながら起用したい。

6番 三塁 松田

打率.254、出塁率.298(14四球)、7本塁打、打点33

まだまだ荒削りで、外角の球に手を出しすぎている。もう少し我慢すれば打率は2分くらい上がりそうだ。得点圏打率は.280と低すぎず高くもなく。とにかく外角の捌きにかかっている。

11盗塁(盗塁死3)と足でも魅せてくれており、打率が.290くらいになったら3番に据えたいと思える打者。

守備では6失策、守備率.965とまだまだ成長途上。

ここまでがレギュラー。

中堅or左翼 長谷川

146打席、打率.237、出塁率.299(11四球)、打点16、得点圏打率.233

打率は大村より低いが、四球によって出塁率で上回っている。

意外に選球眼がよく、好球必打によってきれいなヒットを打つ。しかし、その実ヒットゾーンは狭いのでは?と思っている。だからきれいなヒットを打つのに打率が上がってこない。

守備面では後方への打球にはなかなかいいダッシュを見せるものの、浅いフライでの前方へのダッシュに思い切りが足りない。後ろへそらすのを恐れているのかも。これは経験不足から来るものだろう。

素材は感じるものの経験不足の印象は拭えない。2軍に落として経験を積ませたいのだが……。

右翼or左翼 井手

65打席、打率.350、出塁率.375(3四球)、打点8、得点圏打率.375

開幕スタメン左翼も怪我ですっかり忘れられた存在に。

フェンスまでの距離を計算し忘れるのか、フェンスにぶつかっての怪我は3度目(だったはず)

守備範囲が広いのはいいことなのだが……。

今一番帰ってきて欲しい選手。ただし、しっかりと足を踏みしめて反対方向の打撃が戻ったらの話。

一塁or左翼 小斉

57打数、打率.273、出塁率.298(2四球)、打点7、得点圏打率.316

打撃的には期待できるものがあり、もっと起用したいのだがいかんせん左翼での守備力が松中以下というお粗末さ。

一塁守備なら小久保よりもうまいっぽいのだが……。

中堅&右翼&左翼 辻

55打席、打率.294、出塁率.333(3四球)、打点5、得点圏打率.273

出場試合が少ないが右方向の打撃が印象深い。変化球に強いのだが、直球に弱いために起用されていないものと思われる。粘りの打撃と走力も魅力。

外野がどこでも守れるのでもっと起用していいと思うのだが……

中堅or左翼 大村

54打席、打率.269、出塁率.269(0四球)、打点3、得点圏打率.278

54打席で四球がゼロというのは信じられない奇抜な成績。'06に41四球から'07に9四球に激減したのも不思議だったが、ますます奇妙に。

安打には上手さを感じるものの軽打が多い。走塁、守備でも全力には遠い状態。

う~ん、成績が上がってこないのなら無理して使う必要もないのでは……

中堅or右翼 城所

39打席、打率.088

打撃が悪すぎる。2年前のオープン戦での爆発はなんだったのか?

2軍に落としてもう一度打撃を見つめなおす時間が必要。

たぶん、そしたら監督代わっ(ry

守備力は中堅、右翼としていい線いってる。もうちょい。

左翼 中西

28打席、打率.286

打撃に期待が持てる若手。ただし守備がかなりお粗末。

指名打者を上げたいところだが松中から奪うほどではない。

我慢して左翼で使うか、我慢して2軍に落とすか、苦しい判断が必要だろう。

内野はそれなりに充実しているものの、サブのメンバー本間、森本が怪我で少し暗雲。

仲澤が守備、打撃ともに期待できる……はずなのだが、1軍滞在が長いほど打撃が崩れる不思議。

明石、金子はまだまだ物足りない。

外野が守備的に残念な選手が多く起用が苦しいため、内野の枠が少なすぎる気がする。

編成なにやってんの!

2軍を見ても城所並に守備がよさそうなのが荒金だけってのはちょっと寂しい。ていうか、まずい。

怪我人が多いが全体に特徴が重なっている選手が多く、うまく穴を埋められていない。