残業と休日出勤/daily
残業と休日出勤のどちらか選べと問われたら、僕は迷わず休日出勤を選ぶ。
一日のうちの睡眠時間と自分の時間をしっかりと取りたいからである。
それに、7日のうち2日休むという今の一週間の制度もあまり好きではない(昔は好きだったが)。
7日目に休むと決められた神代の時代とは違い、現代は肉体よりも頭脳を酷使する。一切根拠は無いが、5日に1度は休んで頭をリフレッシュした方が効率が良いと思う。
一週間を5日にすれば、365日もきっちり割り切れるし、潔いではないか。
そもそも、一日のリズムよりも一週間のリズムを優先する現代は異質だ。
電灯が開発される以前は、日照が一日のリズムを完全に支配していた。日が暮れると燃料が勿体無いし、夜は早めに寝てしまうのが常であった。
故に、「一日のうち○時には寝るべし」なんて戒律はついぞ生まれた事は無い。(「深夜は人の世界ではないから出歩くな」という迷信はあるが、それは生活の糧とは無関係だ)
逆に、週に1回休む事、休息を正当化したあの戒律は、当然守られる一日の休息に対し、週の戒律を規定した画期的なものと言える。
そもそも、この7日間という周期は月の周期に由来するものだろう。月が一周りする間に、4日休めということか。
確かに月のリズムも生物には重要である。それは生殖等のサイクルと関わる。
しかし、一日のリズムはより重要な生命維持のサイクルと関わる。
体温などの自律神経系のサイクルは、一日のリズムと大きく関わっているから、生きていく上で軽視は出来ない。
にも拘らず、一週間に1度の休日が人々にありがたがられるのは、それは長年かけて刷り込まれた常識だからだろう。
確かに、週に1度は休むべきだ。しかし、何故それが日曜日でなければならないのだ?
それが1日の生活のリズムを侵してまで守られるべき慣習とは、僕には思えない。
(が、こんなに夜更かししている自分は自己矛盾をしていると言われても仕方ないなぁ、自分で自分に呆れている)