月晧々と・・・
ここ二日、快晴に恵まれて月がとてもきれいだ。
“銀月”とはこれをいうのだろう、ぬばたまの闇にましろく輝いている。
街灯が無いところでは月明かりも実感できる。
白く澄んだ静謐な月光は、活力に満ちた陽光とはまた違った心地よさを持っている。
近頃は防犯のために街灯がどうしても必要で、
月明り、星明りを楽しむ場というのがなかなか無いのは寂しい事だ。
街灯だけでなく、コンビニや自光式看板からも光が無造作に投射されている。
サーチライトなどは暗愚としか言い様が無い。
それは光害(ひかりがい)と呼ばれている。
街灯については形状の工夫で、夜空の明るさを減らす努力が続けられている。
良い事だ。
街灯は防犯上の必要があるからその数自体を減らす事はできない。
故にそういう努力は奨励すべきだ。
一方で、自光式看板などは徹底的に規制してほしいものである。
一つの建築物から放射される光の総量規制を行うべきだろう。
そうやってまた、星空を楽しむ事ができたら、と思う。
しかし本当に月光は心地よい。
月下美人という言葉があるが、こういう月の下で女性を見ればそれは3割増はカタイと思われる。
ちょっと妄想。