2009-05-27から1日間の記事一覧

小川亮作 訳『ルバイヤート』岩波文庫/読書感想

この訳は流麗さに欠くが、解説にも見える訳者の誠意がよく反映された分かりやすい訳である。 忠実さを信ずるにオマルハイヤームは一見悲観的ながらも積極的に人生を楽しんで見せる良き学者であったと知れる。 科学者は自己の観測の限界を痛切に嘆じつつ、そ…