ニコニコ動画とかに投げ銭機能を付けるなら

とか書くけど、ニコニコ動画以外にも言えることと思います。
眠いからあと10分以内で書くのでクオリティ無視。

投げる

まず、1銭、すなわち0.01円から投げられると良いと思います。
1円からだとハードルが高いので。
例えば、ニコニ広告やってますけど、100円=100ptからとかハードル高すぎです。これをデノミして、0.01円=1ニコニコptから可能にすると、これまでの100ptが10000ptになり、かつ、1ptから投げ銭できるようになり、多分、ptの流通量が圧倒的に増えます。

*1

同時に、投げ銭から手数料を取るのもナシです。
「俺は運営じゃなくて制作者に投げてーんだよ!」
って感じに、投げ銭する際の心理的ハードルになるからです。

配る

さて、それではそもそも投げるptを手に入れるにはどうするか?
買え?ご尤も。ですけど、それもハードル高いです。
なので、ptを売る以外に、毎月配ります。
一般会員には1ヶ月に100pt。有料会員には1000ptといった具合に。

例えば、ニコ厨ならば毎日10個は動画を見ると思います。月間300ですね。まず、100ptは使い切って、運営の手元に戻ってくるでしょう。毎月100個しか動画を見ない人は、再生ごとに投げるかも知れません。そうすると「再生数=pt数」という概算になります。
これは、今プレミアム会員向けに配っている500ptとかと違う意味を持ちます。というのも、現金換算したら一般会員毎月1円、プレミアム会員10円程度のキャッシュバックだからです。有料動画とか買えません。ほとんど通貨供給です。
感覚的には運営に戻ってくるptですから、抵抗も少ないと思います。

換金する

さて、さっきの「配る」の段階で、ほぼ「再生数=pt数」になるんじゃないかと書いたんですけど、それだと1000再生動画で10円ですね。1万再生動画で100円ですね。10万再生動画で1000円ですね。ちっぽけですね*2

ここに、これまでニコニ広告されていた分が加わります。
例えば、僕の観測範囲で最近驚異的に広告が付いた例で言うと、
D
「【MMD】魔王エンジェルにNostalogicを踊ってもらった【修正版】」が2/14未明時点で359,900pt(現在価値)となっています。
投げ銭になってれば約36万円ですね。
ここまで行くと嫉妬が怖い。*3
あとで逃げ道を書きます。

そのptを現物に換えます。運営が儲けるポイントはここです。
投げ銭を受けた人が、それを商品または現金*4にする際に手数料を取ります。ここの損益分岐点は分からないですけど、商品と交換する方が良いレートになるようにすべきです。何故なら、ニコニコ動画などで投げ銭希望のコメントを見る場合、「もっと良いPC買え」「もっと良いツール」「良いギター」「良いマイク」という、クオリティアップにつながるものが多いからです。それが実現するとなれば投げ銭する側のモチベーションが上がります。
アマゾンアソシエイトもあると思いますしね。
それと、現金化のレートを下げる理由は他に、多分法律上、手続き上めんどいってのはあると思います*5

*6 *7

それから、現金化する以外に、動画主がptを使って市場で関連商品の割引とかを仕掛けられたら面白いと思います*8

分かち合う

さて、上で36万広告が入っているということで挙げた動画「【MMD】魔王エンジェルにNostalogicを踊ってもらった【修正版】」ですが、
・「Nostalogic」という曲はyuukissさん
ダンスモーションを踊ったのはYumikoさん
ダンスモーションをトレースしたのはのりさん
MMD作ったのは樋口Mさん
・MME作ったのは舞力介入P
・「魔王エンジェル」のモデルを作ったのは……ボディとか顔とか色々な方々……。
……というわけで、大変たくさんの方の「生きた時間」が費やされて出来上がったものです。独り占めすると荒れます。ていうか、ここでは無いですけど、名声の独り占めってだけで別の場所でかなり荒れますた。

お願いだから、荒れんな。

……閑話休題

ですので、ここが最も心を砕かねばならない所だと思います。

一つの案は、投げ銭されたポイントをこれらの源流へと部分的に受け流すことです。
そのためには、ここから素材群へと投げ銭できなければなりません。
ソフトウェア、3Dデータ……それらのダウンロードアドレスに対しても投げ銭できるべきでしょう。つまり、ダウンロードサイトを抱き込みます。シェアウェアをより小さな株のptでやるということになりますか。
これは、動画主の手動で割り振るのもアリですけど、投稿時点で関連リンクを登録しておき機械的に自動配分するというのもアリだと思います。これは投コメにThanksで書く慣習を、より実体的に投げ銭へと拡張するものです。

MMD・MMEだけではないですね、紙芝居クリエイターとその各種プラグイン、つんでれんこ、ソフトーク、MUGENなんかも勿論この分け前のターゲット*9にされるでしょう。
そういう場ができれば、他の全然関係ないシェアウェアやカンパウェア(フリーウェア)も自然と集まって来ると思います*10

二つめの案は、投げ銭されたポイントを寄付することです。
どこでも良いでしょう。発展途上国でもいいし、国内の福祉施設でもいいし、宮崎でもいいし……。そういえば、先日ゴールデンボンバーがやっていましたが、チャリティ動画というのももっと個人のレベルから気軽にできると好いと思います。
ま、これは次善の策ですかね……。

三つめの案は、上にも出ている市場でのキャンペーンですね。寄付の一種。或いは布教活動ですね。
36万円あれば、市場にある「MikuMikuDanceスターターパック [大型本]」を1000円引きを360個用意できます。半額の「relations」を1000冊用意できます。そんな感じです*11

*12

ニコニコ動画じゃなくていい

さて、このアイディアは、「情報がネットワークによって安価に入手できるようになったため、価格破壊が起きているという現状に対応し、情報に対して支払う対価をデノミしてより多くの人にで支えられるようにする」という発想です。よって、別に「ニコニコ動画」でなくても実現できます。「ニコニコ動画」を例に出したのは、現実に「ニコニ広告」が動いていて、実例が出しやすいことと個人的に身近だというだけのことです。
Facebookの「いいね」やはてなのスターも可能性を持っていると思いますし、Wikipediaもクローズドにすれば導入できるかもしれません。Googleは自前でコンテンツを持っていないのが苦しいところでしょうか?

すべてがプロになる

これによって、情報をアップする人を金銭的に支える背景が広がります。つまり、情報をアップする人すべてがプロに成りえます。アマチュアは、未熟なプロという文脈の上で認識されるようになるかもしれません。
そうなることで、「アマチュアだから自己犠牲」みたいなポジショニングをしてしまう人を減らすことができないかなと思います。


取り急ぎ、1時間半ではこんな所でしょうか?高々900円の非才が考えてることで、僕よか余程すごい人たちが考えまくった上でこれまで実現していないところを見ると、どこかに考えが甘い瑕疵があるのでしょうけれど、最近のアレコレの揉め事を見ていて叩き台にならないかなぁと、金を出さない見る專なりに考えて書きました。
自分的には、すべて実現しないまでも、部分的にはやってみて損はないんじゃないかな、とは思うんですけどね。
ニコニ広告のお金の行方、宙ぶらりんなわけですし。

ま、お粗末。

*1:ポイント事業者は金融やってると思わないといけないんじゃないかな、と金融学んだこと無い人が書きます。自分の懐を通る金が多いほど、収入が多くなるのが金融経済と思いますから。

*2:ですので、実際は0.1ptずつ投げる人がほとんどにならないかな、と思います

*3:※儲け話ある所、軋轢あり

*4:1日経ったら現金に換えられるようにするのはあまりにメリットに対してデメリットが大きいんではないかと思ったんで、撤回します。→http://d.hatena.ne.jp/yoshi1207/20110215

*5:ここももう少し考えなおしました→http://d.hatena.ne.jp/yoshi1207/20110215

*6:あかん。30分経ってる。一旦下書きにして寝よう。

*7:で、翌日

*8:※これ次項に絡みますけど

*9:≠対象

*10:Lhaplusとかああいう生活必需品系だと大変なことになりそうな気がする

*11:※やっぱりアソシエイツでバッ(ry

*12:問題は使途をオープンにすべきかどうかですが……クローズでいいんじゃないかと思います。カンパウェアの伝統は酒代ですし