仕事できないのうんぬんについて

「仕事できない人って・・・ 」?

http://anond.hatelabo.jp/20100702010352

これはなんか、残酷な切り捨て方だけど、精神的にヤバイ状態の可能性もあるので、その担当だった人個人の問題を解決する必要があるんじゃないのか?ということブコメに書いた。
この増田さんは、業務マネジメントをやったけど、人材のマネジメントをしてなくね?ってこと。

終身雇用制度を前提に発達した諸労働制度の下で、新卒至上主義があり再雇用制度が貧弱な日本では、配置換え以外の適職を探す方法が殆ど無いっていう現状があるのだと思う。
それでこういう結論になってしまうのは、仕方ない面はあるかも。

「向上心がないやつはほんとにどうしようもない 」?

http://anond.hatelabo.jp/20100707221911

日本の会社で新人が最初に学ぶ(真似する)べきなのは、
「何も考えないこと、指示されたことだけをやること」
なのだろうと思っている。
マニュアルに思考は邪魔、という思想。

それの裏返しとして、採用時に学歴やエモーショナルな活動だけを重視して学校で思索的な何かをやったことを重視しないことが挙げられると思うんだけど――。

その何も考えない業務の後(飲み会とか休憩時間とか)に何を考えたかを訊いて、徐々に考えられる奴をピックアップして出世のコースに載せる、という人事管理をしているところが多いと思う。

でも、日本の大学の現状は一応「自分で考える教育」を志向している(上からの指導もあって)。ただ、その「自分で考える」の方向性が理想主義的で人間の執着を無視する一般論になりがちで、現実主義的で執着とか欲望とか偏愛とかで入り組んだ現場では混乱してしまう。
そしてペースを崩して、平常心が保てなくなる。

それは向上心のあるなし、ではなく向上心を亡くしていく過程なんだよな。

そもそも、採用時点で向上心がないはずないんだと思う。
それを教育段階で亡くさせてしまった、そういう視点が増田二郎にあったかどうか?って思う。

だからタイトルは正確には「向上心をなくさせてしまったらどうしようもない」になるかもしんないけど、そこはメンタルケア(精神科に行けってわけじゃなくて、少しずつ自信を再構築させてやることでいいので)をやっていけば再生できるものだと思うんだ。

ペーペーな俺としては。