W杯(ゆっくりしすぎた)/Football
えー、W杯おわりました。
スペインの優勝でしたね。
オランダ結構好きなんですけど(判官贔屓で)、でも、あの決勝のラフプレーはいただけないなぁ。
スペインもかなり好きだっただけに、オランダの応援やめっかなという感じ。
感じ悪かったっす。
割とテレビで観たので、7月はなんだかよーわからんまんまに過ぎ去っていった気がします。
それにしても、日本代表の豹変には驚きました。
まさに豹変。
それができんなら早めにやってよ!って感じですが、W杯前の岡田監督のコンセプトは「世界標準のパスサッカー」でW杯入ってからは「現実的ディフェンシブサッカー」だったわけで、まあ、岡ちゃん下しを叫んでいた向きにはちょっとハシゴを外された感じですよね。とはいえ、解任論者さんたちはこの現実路線への変更も岡田監督には“できない”という認識での解任論だったと思いますので、素直に「ごめんなさい」するべきじゃないかと思います。
サーセン。
……解任とまでは思ってなかったですけど、正直ここまで変わると思わなかったんで、謝ります。
ホントサーセン。
4位じゃなかったから丁寧には謝らないですけどー。
でも、良いチームだった。
あの結束力がなければこの急激な方針転換はできなかったでしょうね。
そして、結束力があったからこそ、最初のカメルーン戦に勝利し、意思統一をすることができた。
僕はこのカタルシスの記憶が日本サッカーの基本戦術の原点になるんじゃないかと思います。
もちろん、現在は守るだけで点は取れません。しかし、それは卵が先か鶏が先かの議論のようなものです。
「点を取って守る」のか、「守ってから点を取る」のか。
オランダは前者、イタリアは後者ですね。
その二者のどちらかを出発点として考えるとき、W杯前の岡田監督は前者寄りだったと思います。
しかし、日本は後者の方が合っている、それを明確に示したと思います。
ここから、守備的なところからビルドアップすること、これが日本のコンセプトじゃないでしょうか?
この記憶を足がかりに、不振の時は守備に立ち返る、というところに戻れると思います。
まあ、コンセプトってのはこの二つに限らず、もっと色々本当はありますけどね。
例えば、スペインはパスを回すこと(……に執着しすぎてゴールが遠かったり)、ブラジルは華やかさ(今回はそこを結果で抑えつけて規律正しかったのですが、先行された時にあっという間に規律が崩壊してしまいましたね)、とかいろいろあるんですけど、日本はやっぱり根性で守って走るってところが、国民的に好きですからね。
なんか、それが妥当な気がします。
そのコンセプトがあって、地味にレベルが高い技術が生きてきます。
そのためには、「引きつける勇気」ですよね。そこを世界レベルの速さでできるかどうか。
Jリーグにスピードというおみやげを持ち帰って、Jリーグのスピードアップを頑張ってほしいです。
でも、森本は出して欲しかったなぁ。
他にもいろいろ思うところありますけど、もう終わって結構経ちますし、このへんで。