雇用関係の皮膚感覚/daily

えー、某社団法人の朝礼コンテストみたいのに我が社も参加していて、朝礼練習のメンバーになっているわけですが、30分とか1時間とかを18時以降に取られて大変迷惑に思っているのに、さらに、来週の某日、5時50分集合で、合同でなにやら練習やらなにやらをやるらしい。

で、来い、と。

無理。

と言いたい所だが、行かなくてはならんらしく、会社の車で帰って、4時半に出て来い、と。

は~……。

まあ、しがらみってのはありますよね。

めんっどくせぇな。

雇用関係の捉え方というのに温度差はある。

一つの層は、給料によって毎日が買われていて、その中に休息と娯楽があるタイプ。

もう一つの層は、毎日の娯楽と休息の中に、給料に買われている時間があるタイプ。

俺は当然、後者。

俺の時間の中で会社に売り渡してるのは時給がしっかりつく時間だけなんだよ。

その考えだと今度のコレは非常にムカつく話だ。

しかし、前者の方が会社には歓迎されるし、そのためにそういう考え方が会社員では一般的だ。

けど、俺は、前者は管理職の立ち位置、後者が一般職の立ち位置と認識されるようになるべきだと思うんだよな。それは、俺のようなタイプの人間の精神の健康のために。または、前者のタイプの人の肉体的健康のために。

ところで、じゃあ、勤務時間外に業務関連の勉強をすることはどういう位置づけになるかというと、

後者にとっては、そのまま会社の利益に反映される、給料相当の行動なわけだけど、

前者にとっては、その個人の持つ人的価値を高める行動であり、それは現在勤務する会社での地位を保つほか、転職の際の優位を築くためでもあるわけだと思う。

終身雇用ってのは、その地位の安堵の分まで含めて人生を買ってるようなものだったから、後者の考えで不平もなにもなかったけれど、それも今や昔。拘束時間はいや増してるし、人生よりも会社の平均寿命の方が短いくらいだ。その辺はドライにしてもいいとも思うけど、人間同士のしがらみってやつを無視するのもまた危険なんだよな。

……従うしかないかー。

ちくしょー。